6・2統一地方選挙を控え、哨戒艦天安(チョナン)艦沈没事件の証拠はでっち上げだとして、与党ハンナラ党への投票反対を主張する内容のチラシを配った大学生らに対し、罰金刑が言い渡された。
ソウル東部地裁第11刑事部(鄭暎勳部長判事)は31日、天安艦沈没事件の真相調査の結果がでっち上げられた主張し、ハンナラ党には投票しないよう呼びかける内容のチラシを配布した罪(公職選挙ホ違反)で起訴された大学生のケン某被告(19)とソ某被告(19・女)に対し、それぞれ300万ウォンの罰金を言い渡したと明らかにした。
裁判部は判決文で、「チラシに書かれた文言は、明白にハンナラ党の候補に投票すべきではないという内容を盛り込んでいる上、これを選挙2日前に散布したことなどから、選挙に影響を及ぼす目的があったと見られる」とし、「選挙の公正性を侵害する懸念が少なくない」とした。さらに、「被告らは、上部からの指示を受け、チラシの散布のみに関与し、チラシ作成などには直接関係していないことなどを考慮した」と加えた。