Go to contents

「北朝鮮W杯代表、帰国後に思想批判」 米RFA報道

「北朝鮮W杯代表、帰国後に思想批判」 米RFA報道

Posted July. 28, 2010 07:36,   

한국어

サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でポルトガルに0—7で大敗するなど惨敗を喫した北朝鮮サッカー代表チームが、帰国後に思想批判を受けたと、米政府放送局「ラジオ自由アジア」(RFA)が27日、伝えた。

RFAは、北朝鮮事情に詳しい中国人実業家の言葉として、「2日、平壌(ピョンヤン)の人民文化宮殿で、W杯のサッカー選手たちへの思想闘争会があった。ただ、(在日朝鮮人の)鄭大世(チョン・デセ)、安英学(アン・ヨンハク)選手は除外された」と明らかにした。同実業家は、「平壌にいる幹部を通じて直接聞いた話だ」と伝え、「思想闘争会がどのような形で行われ、選手たちにどのような処罰が下されたのかは知らされなかった」と話した。

これに対して、平壌のある消息筋は、「人民文化宮殿で、中央党組織指導部副部長と朴明哲(パク・ミョンチョル)体育相が出席した中、W杯代表チーム選手に対する大論争会があった。論争会には、体育省傘下の選手や大学の体育学部の学生ら約400人が集まり、非公開で行われた」と伝えた。さらに同筋は、「論争会には李ドンギュ・サッカー解説者も出席し、各選手のミスを一つ一つ指摘し、別の参加者が続いて批判する方式で行われた。論争会の最後には、代表チームの選手を1人ずつ前に出し、金ジョンフン監督を批判させた」と付け加えた。

また、RFAは、新義州(シンウィジュ)の別の消息筋の言葉として、「今回の大論争の内容が『金ジョンウン青年将軍の信頼を裏切った』ということなので、誰であれ責任を負わなければならない。金監督は無事ではないだろう」と伝えた。

RFAは、「北朝鮮は、W杯の本戦進出が確定した時、『金ジョンウン青年隊長の指導の結果』と宣伝した。体育文化を政治的に利用してきた北朝鮮権力の特性上、サッカー代表チームも無事でないと憂慮されていた」と説明した。



jarrett@donga.com