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ベッカム氏「韓国の組織力、ドイツのように強かった」

ベッカム氏「韓国の組織力、ドイツのように強かった」

Posted July. 16, 2010 07:26,   

한국어

●韓国はドイツのようによく整備されているチーム

「競技場で直接試合を全部観て、チームの一員として一緒にいるように感じられました」

ワールドカップ(W杯)で韓国の試合を観たのかという質問に対し、ベッカムは頷きながらこのように話した。彼は、「韓国は熾烈な競争の中で、いつも印象的なプレーを披露した特別なチーム」と述べ、「ベスト16入りは大変な業績であり、栄光の勝利だ」と褒め称えた。

彼は、「特に、韓国選手の情熱的なプレーが記憶に残っている」と話した。韓国の組織力も高く評価した。ドイツのように一つの結集された姿で試合を展開させていくのが印象深かったというのだ。韓国代表チームの中で一番印象的な選手を選んでほしいという質問には、しばらく悩んだ後、「1人だけを選ぶのが難しい」と答えた。組織力のよい韓国はチームとして輝くため、チーム全体を挙げたいというのが理由だった。

韓国を訪問したことのあるベッカムは、「熱狂的なファンの歓呼が頭の中に残っている」と話した。また、「当時、私は『モヒカン・ヘアースタイル(鶏のトサカのように頭の中央部分の髪だけを残したヘアスタイル)』をしていたが、同じようなヘアースタイルをした若いママが子どもを連れて来ていたのが思い出される」と言って笑った。

●一番の宝は妻と3人の息子

ベッカムは家族の話にたくさんの時間を割いた。女性グループ「スパイス・ガールズ」のメンバーだった妻のビクトリアと3人の息子について話をする時は、調子に乗って声が高くなり、嬉しそうに幸せな表情を見せた。全身に入れ墨を施したタトゥーマニアの彼に、「一番気に入っている入れ墨は何か」と聞いた時も、ためらわず、「背中に刻まれた3人の息子の名前と腕に刻まれた妻の名前の入れ墨」と答えた。しかし「息子が入れ墨を入れたいと言い出したら、やらせるつもりか」と聞いたら、「妻が喜ぶかどうかわからない。父も入れ墨を入れていたが、母はあまり賛成していなかった」と照れくさそうな笑顔を見せた。

彼はイングランドのマンチェスター・ユナイテッドでプレーしていた頃、サッカー場を訪れた妻との初の出会いもはっきりと覚えていた。あまりにも恥ずかしくて最初は声もかけられなかったこと、ファーストキスの場所、最初の3ヵ月間、周囲には内緒で付き合った思い出などを話す時は、恥ずかしそうに顔を赤らめた。ベッカムは、「私の全ての計画の最優先順位は妻と3人の息子」と言って「公認の愛妻家」らしい面貌を見せた。

●14年ワールドカップの決勝で決勝ゴールを決めたい

ベッカムは監督職については時期尚早であると明言した。彼は、「子どもたちに教えることは好きだが、まだ選手としての情熱を燃やしたい」とはっきり話した。一番印象に残る試合を選んでほしいという質問には、「イングランド代表チームの一員として優勝を決定付けるゴールを成功させた14年ブラジルW杯決勝戦」と言って、意味深長なジョークを言ったりもした。

ベッカムは自分を一言で説明したらという質問には「決断力」という言葉を選んだ。「子どもの時からこの言葉が好きでした。子どもたちにもいつも強調する言葉です」



niceshin@donga.com