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負け犬の反乱、グラウンドを指揮する短身のスターたち

負け犬の反乱、グラウンドを指揮する短身のスターたち

Posted July. 09, 2010 08:48,   

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12日に決勝戦で顔を合わせるオランダとスペインは、どちらも4—2—3—1の戦術を使う。この戦術の中核は、攻撃型MF3人の有機的なプレー。特に、中央で攻撃をつかさどるプレーメーカーの役割が肝心だ。韓国チームがこの戦術を使うと、朴智星(パク・ジソン=マンチェスター・ユナイテッド)が主に受け持ったポストだ。オランダはウェズレイ・スナイデル(インテルミラノ)が、スペインはシャビ・エルナンデス(バルセロナ)が中盤の司令官だ。

スナイデルとシャビの身長は170センチ、大韓民国の成人男性の平均身長(173センチ)より低い。長身選手の間で彼らはもっと小さく見える。しかし、今大会で彼らの活躍は目を見張るものがある。

スナイデルは5ゴールを決めてスペインのダビド・ビジャ(バルセロナ)と共に得点首位をマークしている。ゴールもたくさん決めているが、内容はさらに充実している。グループリーグ第2戦で強固な守備を誇示した日本を中距離シュートの一撃(1対0のオランダの勝)で制した。ブラジルとの8強戦では同点ゴールと逆転ゴールを決めて2対1の勝利を牽引した。しかも逆転ゴールはヘディングシュートだった。ウルグアイとの4強戦でも1対1のバラスを崩すゴールでチームの勝利に貢献した。

シャビはスペインの史上初決勝進出を可能にした正確なパスの中心だ。彼はドイツとの4強戦で87%という驚くべきパス成功率を記録し、「マンオブザマッチ」に選ばれた。グループリーグから4強戦までスペインの攻撃は決まって彼の足先から始まった。

もう1人の短身スーパースターは説明が要らないアルゼンチンのリオネル・メッシ(バルセロナ)。スナイデルやシャビより低く見えるが、国際サッカー連盟(FIFA)に登録された彼の身長も170センチだ。彼は幼年時代、成長ホルモンに異常が発生してバルセロナで特別治療を受けたので170センチまで成長することができた。スペインの側面攻撃手のペドロ(バルセロナ)も169センチの低い身長でグラウンドを駆け回る。今大会W杯参加の最短身は、ダニロ・トゥルシオス(オリンピア)で166センチだ。



hanwshin@donga.com