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スペイン戦、朴智星を欠場させた理由は?

スペイン戦、朴智星を欠場させた理由は?

Posted July. 08, 2010 08:11,   

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先月4日、スペインとの強化試合を控え、朴智星(パク・ジソン)の練習不参加と欠場のニュースは、国中を騒がせた。その裏話は次の通り。5月30日、ベラルーシ戦で郭泰輝(クァク・テフィ)というDFの大黒柱が怪我した。じん帯破裂という致命的な結果の前に、代表チームと最後まで一緒にいられない運命に置かれた。これに、我が医務チームは緊張し、再びこのようなことが起こらないように、選手全体に綿密なメディカルチェックを行った。一番目の対象が、主将の朴智星(パク・ジソン)だった。朴智星は、プレミアリーグを終え、さっそく代表チームに合流し、韓日戦で眩しい活躍を繰り広げ、ベラルーシ戦でも猛威をふるった。

ベラルーシ戦は、筆者が現場で経験した最も厳しい悪天候の中、行われた試合だった。その分、選手らの疲れが溜まり、主将の朴智星も例外ではなかった。しかも、郭泰輝という大事な人材を失った試合だった。そのため、朴智星の疲労度チェックを行った。あえてスペイン戦に出場しようとしたら、出場できる状況だった。

しかし、朴智星の責任感が心配された。もし、スペインとの試合で責任感のため、体力をオーバーするのではないか、心配だった。そこで許丁茂(ホ・ジョンム)監督に申し立てた。スペイン戦出場で小さな負傷をした場合でも、ギリシャ戦に相当な悪影響が懸念されると報告した。すると、理由はともかく完全に回復するまで保護しろ、という厳命が出された。

朴智星は、一日は運動場で散歩を、一日はチェ・ジュヨンチーム長と体力を回復させる練習に力を入れた。その結果、南アフリカ入りする時、朴智星のコンディションは100%になっていた。ギリシャ戦で朴智星の風車ゴールセレモニーを見ることができた背景だ。

実は、筆者がこのような決定をした背景を知ったのは、朴智星の所属チーム、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)を訪問する機会があり、フィジカルトレーナーに理由を聞いたところ、「朴智星は疲れている。今プレーしたら、将来が不安だ」と話した。

朴智星が07年4月、左ひざの再生手術を受けたが、疲れが溜まり、休息が必要だという答えだった。選手に対する正確なデータを根拠に長期休息を与えたのだ。朴智星は、このようなマンUの徹底した管理の下、自己管理をする方法をおのずと身に付け、実践している。

ここで質問一。代表チームで一番大げさに痛みを訴える人は誰だろう。正解は主将の朴智星。それほど自己管理を徹している。