安熙正次期知事「錦江工事中止を公式要請」

主要４河川整備事業の全面的な再検討を主張してきた民主党所属の安熙正（アン・ヒジョン）忠清南道（チュンチョンナムド）次期知事は、近く政府機関に錦江（クムガン）整備事業の工事中止を公式的に要請する方針だ。

安次期知事側の朴ビョンナム報道担当は１７日午前、忠清南道庁の報道室で行われた記者会見で、「安次期知事が来週、記者会見の形で、錦江整備事業の工事を中止するよう大田（テジョン）地方国土管理庁へ公式的に要請する方針だ」と明らかにした。

朴報道担当は、「梅雨の洪水問題が憂慮されるため、工事中断の要請が時期的に適切だと考える。安次期知事は、錦江整備事業と関連し、考えが異なる錦江水域の一部の基礎自治団体首長らと会い、この問題について協力を求める計画だ」と付け加えた。

また、一部の地方自治体が地域住民の同意を集め、最後まで反対する場合、該当区間の事業は再検討するという朴宰完（パク・ジェワン）大統領国政企画首席秘書官の発言については、「責任ある政府の姿勢ではなく、地方自治体首長を説得し、広域自治体首長と対立させる狙いがある」と主張した。

しかし、錦江水域の基礎自治体首長７人のうち、朴東迵（パク・ドンチョル）錦山（クムサン）郡長（自由先進党）と李鑭遠（イ・ジュンウォン）公州（コンジュシ）市長（国民中心連合）、李錫化（イ・ソクファ）青陽（チョンヤン）郡長（ハンナラ党）、李龍雨（イ・ヨンウ）扶余（プヨグ）郡長（自由先進党）４人が、錦江整備事業に対し、「賛成」または「条件付き賛成」の立場を示しており、安次期知事との対立が予想される。

mhjee@donga.com