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国連の北朝鮮次席大使「参与連帯の手紙の内容を知っている」

国連の北朝鮮次席大使「参与連帯の手紙の内容を知っている」

Posted June. 16, 2010 08:21,   

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北朝鮮は14日(現地時間)、国連安全保障理事会に、天安(チョナン)艦沈没事件を巡る自らの立場を説明しながら、韓国政府による天安艦調査結果について疑問を提起した参与連帯の手紙には触れておらず、その背景に関心が集まっている。

北朝鮮側によるブリーフィング実施の直前に、北朝鮮の朴ドクフン国連次席大使は記者との単独インタビューの席で、参与連帯の報告書について尋ねられ、「我々にはよこさなかったが、どのような内容だったかについては報告を受けた」と語った。「報告書は目にできなかったものの、インターネットで、内容は知ってる」とも話した。

次席大使は11日、安保理に対し、ブリーフィングのチャンスを与えてほしいと要請しながら、報告書について知っていたのかという質問に対し、「よく思い出せないが、申請した後に知ったような気がするが…」と言葉を濁した。また、「韓国の主張に細かく目を通せば、誰もが疑惑を持つはずではないか」と語り、参与連帯の主張に同感を示した。

北朝鮮側は、このように参与連帯の報告書について確かに認知していたが、同日のブリーフィングでは、「我々は被害者だ」という言葉を繰り返しただけで、参与連帯の報告書については一切触れなかった。

参与連帯の手紙は、韓国内部で強い反発を受けており、国連の外交街でも、「どうしてNGOが、自国政府の外交努力に水を差す行動ができるのだろう」という反応を示している現状で、参与連帯の主張を中途半端に引用すれば、むしろ逆風にさらされかねないと判断した可能性が高いという。

しかし北朝鮮が、「韓国の有力な市民団体すら、合同調査団による調査結果を信じていない」ということを、今後、天安艦事件を巡る安保理での議論の推進過程で、理事国を相手に積極的に活用するだろうというのが、概ねの見方だ。



higgledy@donga.com