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南アの取材チーム、相次いで強盗にやられる

南アの取材チーム、相次いで強盗にやられる

Posted June. 07, 2010 08:23,   

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テレビ局の外部制作会社の社長であるミョン某氏(38)は4日午後7時45分ごろ、南アフリカ・ヨハネスブルクの中心商業地区にあるカルトンセンタービルで、3人組の強盗にパスポートや1500ドルを奪われる事件が発生したと、外交通商部(外交部)が5日に明らかにした。

外交部によると、仕事のために南アフリカを訪問したミョン氏は、ビル内のトイレに入った矢先に、犯人らに首を絞められ、しばらく意識を失った後、目が覚めたら、パスポートや所持品が無くなったことが分かった。ミョンさんは、たいした外傷はなかったという。

外交部の関係者は、「南アフリカは治安が不安な上、外国人を狙った強盗や窃盗事件が頻繁に起きている」とし、「ワールドカップ(W杯)の時に、我が代表チームを応援しようと、南アフリカを訪問する国民も、身の上の安全に気をつけなければならない」と注意を呼びかけた。外交部は、W杯応援に向け、南アフリカを訪問する国民の安全を配慮し、韓国チームの試合が行われると都市毎に、臨時の領事事務所を運営する計画だ。

南アフリカ政府も11日、W杯の開幕を控え、各国代表が続々入国し、選手団の安全に向け、警戒を大幅に強化している。しかし、一般ファンへの治安は依然不十分な状況だ。「国際サッカー連盟(FIFA)ファミリー」と分類されている取材チームですら、いたるところで被害に遭っている。KBSやMBC、SBSの取材チームやPDらが相次いで強盗や体の安全を脅かされ、韓国(ハングク)日報の記者は盗難事件にあった。

南アフリカは08〜09年の2年間、殺人=1万8148件(1日平均49.7件)、強盗=18万624件(1日平均494.9件)、窃盗=100万7081件(1日平均2759件)、性的暴力=7万1500件(1日平均195.9件)と、さまざまな凶悪事件が起きている。これは同期間、韓国で発生した殺人事件の16.4倍、強盗事件の37.5倍、窃盗事件の4.5倍、性的暴力事件の4.2倍に当たる数字だ。



zeitung@donga.com yjongk@donga.com