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売春誘惑の10代少女、実は女装少年

Posted May. 12, 2010 05:27,   

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3月末、ソウル惠化(ヘファ)警察署にチャン某さん(16)など、10代の女性青少年5人が連行されてきた。5人はインターネットのチャットで出会った男性たちに「10万ウォンを払えば性的関係が持てる」と言ってホテルに誘った後、財布を盗んで逃げるところを警察官に捕まった。

警察は、まず5人が供述した住民登録番号をもとに取り調べを進め、正確な身元を確認するため、警察庁に指紋照合を依頼した。未成年者であるため、住民登録証がなかったからだ。警察は、照合の結果が出る前に、主犯のチャン容疑者を拘束し、検察に送致した。

約20日後、警察と検察は仰天した。チャン容疑者の指紋が窃盗前科とともに警察庁に登録されていたうえ、身元を確認したところ、男だったからだ。チャン容疑者は、そのときになって初めて自分がチェ某君(16)であることを打ち明けた。

男であることを明かしたくなかったチェ君は、警察の取り調べで知り合いのチャンさんの住民登録番号を話したのだった。幼いときから性的アイデンティティに混乱を覚えていたチェ君は、女装をしてこのような犯行を犯していたことが判明した。

チェ君の犯行に加担した友人たちも、「男だとは夢にも思わなかった」と供述した。警察の関係者は、「ジーンズ地のスカートを履いて、女性用下着をちらつかせるなど、女性としか考えられなかった」と話した。

ソウル拘置所で女性受刑者と一緒に収監されいたチェ君は、先月30日に男性囚人を収容する建物に移された。検察も被疑者の人的事項や性別など起訴状の内容を訂正した。



ryu@donga.com