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[オピニオン]高素榮—張東健氏の出産モデル

[オピニオン]高素榮—張東健氏の出産モデル

Posted May. 04, 2010 06:43,   

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張東健(チャン・ドンゴン)は二枚目すぎる顔がコンプレックスの俳優だ。1992年テレビドラマ「われわれの天国」以来、韓国ではイケメンの代名詞となったのが「張東健」だった。その二枚目の額にしわを寄せながら、「俺がお前の子分とでも言うのか」(01年の映画「友人」)という台詞をはき捨ててから、彼はようやく演技力が認められ、韓流スターになった。高素榮(コ・ソヨン)は1993年ドラマ「母の海」で、時には鋭く、愛嬌たっぷりの女子大生を演じ、一躍スターに躍り出た。しかし、演技よりは女王のような美貌や都会的な洗練さが目立ったためか、高価な製品やCMモデルとしてより多く愛されてきた。

◆1999年映画「恋風恋歌」で共演してから、結婚式を挙げるまで、本当に熟慮を重ねてきた高素榮—張東健のカップルだ。38歳で同じ年であり結婚は遅れた気もするが、出産は遅れない模様だ。2日の結婚式に先立ち、張東健は、「病院に行ってきたが、(お腹の)赤ちゃんはすくすく育っている。息子か娘かは分からないが、自分は高素榮そっくりの娘がほしい」と語った。父親としては、高素榮そっくりの娘をほしがらない人はいないはずだ。

◆美男美女の結婚式の司式者役を引き受けた李御寧(イ・オリョン)元文化部長官は、韓国社会の大きな課題のひとつである少子化問題に触れ、注目を集めた。「結婚すれば独身時代のような自由な収入や自分だけの時間を失うことになるが、その代わり、自分にはない黄金の杯がひとつ入る。生涯を共にする配偶者である。子供もできる。ところが、この黄金の杯をこぶと思う女性が増えている」。それから花嫁に向かって尋ねた。「この子はこぶなのか。子を産むことで、体の線が本当に崩れてしまうのか」。

◆李元長官は、「韓国トップの美貌や魅力を備えているスターが出産し、我々を喜ばせる日は遠くない」と自問自答した。我々は、高素榮が自分そっくりの娘も産み、張東健そっくりの息子も多く産んでほしい。それで、体のラインが崩れても、子供を出産し育てることがどれだけうれしく、ありがたいことなのかを示す「広報大使」となってほしい。ハリウッドのトップスターであるブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの「ブランジェリーナ・カップル」は、養子縁組の子供を含め6人の子供を育てている。晩婚の花嫁や花婿ができちゃった結婚をしたからって、かまわないじゃないか。

金順鄹(キム・スンドク)論説委員 yuri@donga.com