韓国は今年第1四半期(1〜3月)に7.8%の高い経済成長率を記録し、グローバル金融危機の衝撃から、事実上抜け出した。これは02年第4四半期以降7年3ヵ月ぶりの最高値で、政府や韓国銀行(韓銀)の当初の予想を大幅に上回る実績だ。生産や輸出はもとより内需に至るまで、経済全般で回復の勢いが早まったことが数値によって裏付けられたことで、出口戦略のカギとなる基準金利の引き上げを巡る議論が本格化する見通しだ。
韓銀が27日に発表した「01年第1四半期の実質国内総生産(GDP)」によると、第1四半期の経済成長率は前年同期比7.8%と、韓銀が12日に発表した予測(7.5%)を上回っている。前期比の成長率は1.8%と、同様に昨年第4四半期の0.2%より大幅に伸びており、5期連続のプラス成長が続けている。
韓銀の金明紀(キム・ミョンギ)経済統計局長は、「総合的に評価すれば、韓国経済は長期成長の基調を強めており、ほぼ正常軌道に戻っている」とし、「輸出の貢献度がもっとも大きい中で、政府や民間部門が均等に成長に貢献しているなど、経済は徐々に回復している」と評価した。
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