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国際山岳界に衝撃! 呉銀善氏が女性初の14座制覇

国際山岳界に衝撃! 呉銀善氏が女性初の14座制覇

Posted April. 28, 2010 08:08,   

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呉銀善(オ・ウンソン)氏のアンナプルナ(8091メートル)登頂とヒマラヤ8000メートル以上14座全山征服は、韓国人女性が世界初の主役になったことに大きな意味がある。呉氏は、08年に4座を、09年に4座のヒマラヤ高峰に登った。それまでヒマラヤ14座制覇登は男たちの占有物だった。

00年代になってから欧州の女性登山家たちがヒマラヤ登頂に挑戦したが、韓国人女性には遠い国の話にしか聞こえなかった。それがゆえに、ここ2、3年間、呉氏が見せてくれた恐ろしいテンポでヒマラヤ登頂は、国際山岳界を震撼させるビックニュースだった。

女性登山家は、その存在だけでも注目を集める。それくらい基盤が層が薄いことの反証でもある。1993年に女性だけでエベレスト(8850メートル)の韓国遠征隊を組んだ故チ・ヒョンオク氏が、韓国人女性では初めて頂上に登った。しかし、その後、国内の女性登山家の活躍は目立つものがなかった。ほとんどの女性登山家は、男性中心の遠征隊に一人や二人が含まれるのがせいぜいのことだった。

呉氏のヒマラヤ登頂記録をみると、とりわけ単独登頂や無酸素登頂の記録多い。単独登頂が多いということは、それだけ男性中心の遠征隊に頼らずに登ったことを物語る。

ライバルのスペインのエドゥルネ・パサバンは、フアニート・オヤルサバル(世界6番目のヒマラヤ14座制覇)という傑出したパートナーに支えられて成長を続けたが、呉氏はひたすらヒマラヤに学びながら頂点に立った。

呉氏の14座制覇を契機に国際山岳界は、韓国勢のパワーに注目している。呉氏の前に8000メートルのヒマラヤ高峰をすべて登頂した登山家は19人だ。このうち韓国人は3人(朴英碩、厳弘吉、韓王龍)で、韓国はイタリアとともに世界で最も多くの登山家が制覇している。



hanwshin@donga.com