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バスケの李相旼が涙の引退会見

Posted April. 23, 2010 02:24,   

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別れの言葉を言うのは容易いことではない。

22日、プロバスケットの最高の人気スター、李相旼(イ・サンミン=三星)の引退会見が開かれたソウル市中区(チュング)にある太平路(テピョンロ)クラブ。

李相旼は、会見場に入るのにも曲折があった。入り口に100人あまりの熱狂ファンたちが押し寄せ、引退撤回を求める内容のプラカードを手に持って涙を流した。7人の警備員に助けられて何とか席についた李相旼の目頭もすでに赤くなっていた。

「運動をしながら後悔したことはありません。幸せな瞬間が多かったです。新しい道を歩みたいと思っています。ファンの皆さんの愛情は、胸に抱いて生きていきます」

李相旼が途切れ途切れで言葉をつないでいくうちに会場のあちこちから泣き声が聞こえてきた。「何も言わないで。もっとプレーを続けてください」。ある女性ファンの絶叫が沸いた。

契約期間を1年あまり残した時点で突然引退を決心した理由については、「昨年から腰に痛みを感じていた。自分に問いかけて見た。やり続けられるのかと。もう無理だと判断した。思い残すことはない」と話した。そのうえで、「優勝をしてから離れることを望んだけど、それだけが心残りだ。三星に移籍したとき、2年だけもっとプレーするつもりでいたけど、李スンジュンの入団で優勝が狙えそうだったので延長した。締めが悪かった」と残念な気持ちを隠さなかった。

指導者の道を選んだ李相旼は、カナダと米国東部に留学し、まずは英語の勉強に打ち込む考えだ。いつよりも長く感じられた記者会見を終えた李相旼は、ふと自分の運命について話した。

「周りの人々をたくさん泣かせる運命だと言われているんです。ファンの皆さんを悲しませたようで心が重いです。しかし、これが終わりではありません。また良い姿で戻ってきますから」



kjs0123@donga.com