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[社説] 米陸軍第2師団、「天安艦将兵追悼の日」の感動

[社説] 米陸軍第2師団、「天安艦将兵追悼の日」の感動

Posted April. 10, 2010 03:04,   

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在韓米陸軍第2師団が、9日を海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」将兵のための「追悼の日(Day of Remembrance)」と宣言し、犠牲になった韓国の海軍将兵と救助作業中に殉職した韓主浩(ハン・ジュホ)准尉を追悼した。マイケル・タッカー米陸軍第2師団長は、「天安艦の沈没の悲劇と莫大な損失で苦痛を受けている大韓民国の戦友を追悼し、望ましい軍人の道と家族の大切さを再確認させた」と述べた。タッカー団長は、「私たちは、多くの困難な時期を克服した韓国人の底力を見た。(韓国人の)パートナーとして、隣人として、友人としてともにいる」と強調した。

在韓米軍約2万8500人の大半を占める米陸軍第2師団は、部隊別懇談会を開き、同僚や家族とともに追悼の時間を持って一日を過ごした。在韓米軍が、同盟国の軍隊として天安艦の犠牲将兵を追悼し、遺族の心を慰めたことは、韓国国民に感動を与えている。オバマ大統領も先月31日、李明博(イ・ミョンバク)大統領に電話で直接、「米国国民も、行方不明者の家族や救助作業中に殉職した海軍准尉(韓主浩准尉)の遺族とともに心配し、祈りを捧げている」と追悼の意を伝えた。キャスリーン・スティーブンス駐韓米国大使とウォルター・シャープ在韓米軍司令官は7日、天安艦引き揚げ作業が行われている白翎島(ペクリョンド)海上まで訪れ、韓国海軍の独島(ドクト)艦の将兵を激励した。

天安艦事件に関連する米国の配慮は有難く、心強い。米国は、韓国戦争時、国連軍の先鋒に立って、北朝鮮軍と中国軍を撃退するためにともに戦った韓国の血盟だ。休戦後には、食糧援助で飢餓から救い、戦争再発の抑制と自由民主主義の発展、経済繁栄の礎を作るのに寄与した同盟国であり友好国だ。韓国は、天安艦事件の追悼と沈没の原因究明の協力を通じて、伝統的な同盟関係をより一層強固にする契機になることを願う。

天安艦事件は、韓半島の安全保障の状況と北朝鮮に対する軍事態勢が依然として非常に不安定で脆弱であることをあらわにした。この機に、2年先に迫った韓米連合軍司令部の解体と戦時作戦統制権返還(2012年4月17日)も、両国が虚心坦壊に議論して再調整することを期待する。「まさかの時の友こそ真の友(A friend in need is a friend indeed)」ということわざは、韓米関係にも当てはまる。トクスリ演習を終えた米海軍艦艇と将兵が母港に帰らず、天安艦の船体引き揚げ作業を助けていることに対しても敬意を表する。