李明博大統領「独島への実効支配を強化」

李明博（イ・ミョンバク）大統領は２日、日本の小学校教科書の独島（トクト）領有権明記をめぐる議論に触れ、独島の実効支配を強化する案を積極的に検討し協議していく考えを明らかにした。李大統領は同日、大統領府で行われたハンナラ党の鄭夢準（チョン・モンジュン）代表との定例の朝食会合で、「独島への実効支配を強化する対策を講じなければならない」という鄭代表の申し立てに対し、このように答えた。鄭美京（チョン・ミギョン）同党スポークスマンが伝えた。

李大統領は天安（チョンアム）艦沈没事件については、「事故の原因や真相が明らかにされる前に、予断したり推測するのは望ましくない」とし、「（今は）人命救助や徹底かつ科学的な真相究明、愛国的犠牲に対する国レベルの哀悼が重要だ」と強調した。さらに、「北朝鮮と国際社会の視線が集中しているため、落ち着いて原因を突き止め、国の能力を高める契機にしなければならない」と言い、「今度の事故は、国家的な災難であるため、与野党を問わず超党的に協力すべきだ。安保が関わっている問題であるだけに、力を合わせなければならない」と協力を促した。

李大統領は、行方不明になった乗組員の捜索中に殉職したハン・ジュホ准尉について、「無理して作業を進めたためにそのような不幸が起きた。残念で極まりない」と述べ、安保関連特補や参謀を補強する必要があるというする鄭代表の提案に対しては「積極的に検討する」と答えた。

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