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ユリちゃんの告別式、母親の叫びを後に一握りの灰に…

ユリちゃんの告別式、母親の叫びを後に一握りの灰に…

Posted March. 10, 2010 04:43,   

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9日、雨が降る中、釜山沙上区甘田洞(ブサン・ササング・ガムジョンドン)の釜山専門葬儀場で、行方不明から11日目に、死亡した状態で見つかった故李ユリちゃん(13)の告別式が行われた。被疑者の金ギルテ(33)の逮捕に向け、最高レベルの非常令が出されている中、午前9時から始まったキリスト教式葬式の礼拝には、ユリちゃんの家族や親族、ユリちゃんの冥福を祈る一部の市民など、30人余りが出席した。礼拝を執り行った鄹浦洞(トクポドン)チュアン教会の朴ジョンギュ牧師は、「13歳の若さで亡くなった李ちゃんが、涙も悲しみもないところで安眠することを願う」と祈った。

30分後、告別式が始まると、父親の李某さん(39)は、「かわいそうなうちの娘、中学校にもまだ行ってないのに…」と、娘の遺影を胸に抱き、声を詰まらせながら泣いた。李ちゃんは、「全ての大人たちのせいだ。誰か一人のせいで、ユリがあの世に行ったわけではない」と、空に向け叫んだ。また、「一刻も早く犯人を逮捕してほしい。二度とユリのような幼い子に、このようなことがあってはならない」と訴えた。母親のホン某さん(38)も、娘を見送ることができず、ユリちゃんの棺おけをなでながら、何度も娘の名前を呼んだ。ホンさんは、家族らの支えを受け、ようやく霊柩車に乗った。

霊柩車は、李ちゃんが卒業した沙上小学校の運動場を一周した。事件発生するまで、友達との思い出が残っているところだ。ユリちゃんの後輩ら全員が運動場に出て、見送ることはできなかったが、校舎4階の教室では子供らが手を振り、ユリを見送った。小学校での葬儀行列を見守っていた一部の市民は、興奮した声で、「早く犯人を逮捕しろ」と叫んだ。

霊柩車は午前11時55分、遺体の火葬のため、釜山市立火葬場であるヨンラク公園に到着した。ユリちゃんが安置された棺おけが、徐々に火葬場に入ると、ホン氏は、「ユリちゃん!かわいそうな我がユリ」と泣き叫んだ。火葬した李ちゃんの遺骨は午後3時ごろ、釜山機張郡鐵馬面(ギジャングン・チョルマミョン)のシロアム霊園の納骨堂に安置された。

ネット上でも、李ちゃんの追悼が相次いだ。あるポータルサイトの掲示板には、「釜山女子中学生の行方不明、故李ユリちゃんの冥福を…」という追悼署名サイトが開設され、「性的犯罪者のせいにする前に、大韓民国の法から先に見直すべきだ」という内容の、性的暴力関連法の改正要求運動も行われている。



toto@donga.com jks@donga.com