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ソウル教育庁の不正昇進、前教育監の関わりを調査

ソウル教育庁の不正昇進、前教育監の関わりを調査

Posted March. 03, 2010 09:35,   

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点数を改ざんしてソウル市教育庁で奨学官や校長26人が不正昇進した事実が監査院の監査結果摘発され、人事不正の捜査に拍車がかかっている。08年、ソウル中央地検が捜査した孔貞澤(コン・ジョンテク)前ソウル市教育監の選挙資金に関する資料も確保し、人事不正との関わりの有無について調べている。

ソウル市教育庁不正事件を捜査中のソウル西部地検の関係者は2日、「監査院が今年初め摘発した『奨学官と校長昇進の不正』に関する資料を、先月、監査院から渡してもらって捜査を進めている」と明らかにした。検察は不正昇進と関連し、金品授受の可能性があると見て、監査院が摘発した26人のうち相当数に対し口座追跡を進めている。

監査院は、昨年11月からソウル市教育庁に対する教育分野の人事と組織管理実態の監査で、元ソウル市教育庁人事担当奨学官のチャン某容疑者(59、拘束)が08〜09年、勤務評定点数を改ざんして校長15人と奨学官2人の17人を昇進させた事実を摘発したと明らかにした。また、チャン某容疑者が教頭9人を校長研修対象者に不当に選抜した事実も、先月、西部地検に通報した。

監査院によると、チャン某容疑者は、08〜09年、教頭・奨学士、教育研究士に対する勤務成績評定と昇進任用業務の処理に当たり、昇進対象者の勤務実績、職務遂行能力などを評価する勤務成績評定の点数を任意に改ざんした。監査院は、「チャン某容疑者が勤務成績評定調整委員会が開かれる前に、予め昇進候補者のリストなどを作った」とし、「自分のリストに入っている26人が昇進順位に入らないと、手続きを踏まずに、「革新性」評定項目を任意に作り、彼らに加算点を与えるやり方で勤務成績評定点数を変えた」と話した。

監査院は、チャン某容疑者の他にも、昇進、採用、転補など、人事と関連し適法な手続きを違反した多数のケースを摘発し、彼らへの懲戒レベルの調整に取り組んでいる。



yunjung@donga.com