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ハンナラ党、5日間の「世宗市議論」終わる

ハンナラ党、5日間の「世宗市議論」終わる

Posted February. 27, 2010 09:32,   

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与党ハンナラ党の「世宗(セジョン)市議員総会」が5日間の激しい攻防を終え、26日に幕を下ろした。今回の議員総会が、これまでの親李系(李大統領系)、親朴系(朴槿恵氏系)間の場外攻防を議員総会長に引き込んだという点では、肯定的な評価を受けている。しかし、世宗市問題をめぐる親李—親朴陣営間の見解の相違を縮めるのに限界を表わしたとも分析されている。

●最長期議員総会が残したもの

今回の議員総会は、22日から5日間、毎日開かれた。ハンナラ党結党以来、初めてのことだ。議員総会が開かれた5日間、発言した議員は計96人。このうち9人は2回発言した。在籍議員169人のうち半数以上が、世宗市に対する自分の意見を明確にしたのだ。

親李系の姜升圭(カン・スンギュ)議員は、「誰でも発言できる場を作ることで、カタルシスを感じる効果があった」と評価した。

親李—親朴陣営は、今回の議員総会を通じて世宗市問題で歩み寄ることはできなかったが、強硬一辺倒の対応は互いに自制する姿を見せた。親李系議員も党論変更のための採決を強く求めず、親朴系議員も、党指導部が提案した重鎮協議体の構成を拒否しなかった。各陣営が次の局面で名分を失わないための布石と解釈される。

●親李—親朴系、内部結束力が高まる

親李—親朴系は、今回の議員総会を通じて、互いの結束力と勢いを誇示することに成功したという評価もある。

親李系の元喜睦(ウォン・ヒモク)議員は、「李政府発足後、90人ほどの親李系はこれまで緩やかにつながっていたが、今回の世宗市議員総会でかなり結束力を示すことができた」と話した。また、別の親李系議員も、「議員が出て、自分がどちらの側か明確に示したことが、今回の議員総会の一つの成果だ」と強調した。

ある親朴系議員は、「『金武星(キム・ムソン)折衷案』が出て、親朴系内部の危機感が高まったが、議員総会長で親李系と戦線がはっきりし、むしろ親朴陣営の結束力を固めることができた」と評価した。朴槿恵(パク・グンヘ)元代表の報道担当を務める李貞鉉(イ・ジョンヒョン)議員は、「議員総会を朴元代表に対する誹謗の機会に活用した点や、議員が2つのグループに烙印を押されたことは、非常に残念だ」と話した。

●重鎮協議体が突破口になるか

安商守(アン・サンス)院内代表は26日、最後の議員総会を終え、「鄭夢準(チョン・モンジュン)代表ら最高委員と議論した結果、党論変更のための採決を猶予し、重鎮協議体を構成して解決策を模索することを決めた」と話した。所属議員は、重鎮協議体の構成方法と内容を党指導部に一任した。

政府が、世宗市修正案関連法案の国会提出の時期を当初の3月初めから3月9日頃に遅らせており、その時までに重鎮協議体を稼動し、折衷案を模索するという構想だ。親朴系の許泰烈(ホ・テヨル)最高委員は、「重鎮どうしが会って世宗市問題を協議することに応じない理由はない。協議体に参加して、原案推進の正当性をもう一度説得する考えだ」と話した。

このため、重鎮協議体は、世宗市政局のさらなる変数になるもようだ。党指導部は、親李—親朴系重鎮の折衝の結果が世宗市問題の行方を分けると見ている。今後、重鎮協議体がどのような折衷案を出すのか、注目される。



egija@donga.com surono@donga.com