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「お年玉、お宅の子供は貯蓄していますか」 金融マンたちの経済教育法

「お年玉、お宅の子供は貯蓄していますか」 金融マンたちの経済教育法

Posted February. 16, 2010 09:01,   

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お年玉で子どもたちの懐が久しぶりに温かくなった。子どもに自由に使わせると、ゲーム機や洋服に消えてしまう可能性が高い。お年玉を経済教育のネタに活用してみたらどうか。独特な経済教育法を実践しているアセットプラス資産運用のカン・バンチョン会長、三星(サムスン)証券釜山中央支店の金ソングン店長、ユリ資産運用のチャ・ムンヒョン代表のノウハウを聞いてみた。

●カン・バンチョン会長、末の娘と投資討論

カン会長はしばらく前、中学校に進む末の娘と一緒に映画「アバター」を観た後、どの企業の株を買うかについて話し合った。3D映画の技術を保有している会社がよさそうだという娘に、ライバル会社が多くなりそうではないかと聞き返した。討論の結果、親子は立体映画の上映に一般映画より約2倍も高い入場料を受け取る映画館に投資することにした。

カン会長親子は、日ごろから株式をテーマにした対話をしている。インターネット動画をよく観る娘が、「メガスターディ」株について父親に聞き、テレビで弾力のある肌を誇示する50代の女性芸能人を見て、ボトックス関連企業を検索してみるといった感じだ。

カン会長は、「子どもたちに日ごろから何かを消費する時には、どのような会社がお金を稼ぐのかについて考えるようにと教えている。その会社のオーナーになる最も早い方法が株式を買うことであることを理解してもらうためだ」と説明した。

●金ソングン支店長「小遣い残せば、その分ほどさらにあげる」

金支店長は、高校生の2人の子どもに小学生の時からお小遣いをあげて、お金を残すとその金額分のお金をさらにあげて貯蓄させるようにしている。小遣い記入帳に支出のリストを書くのも、これまで子どもたちが欠かさずにやっていることだ。子どもがゲームCDがほしいとねだると、「通帳にあるお金で買いなさい」と言う。すると、子どもたちは自分のお金がもったいなくて簡単に買えなくなるという。

金支店長は、「お年玉を親が集めて後で返してやると言っているが、実際に返す場合は多くないため、信頼だけ失って教育的な効果もない」とし、「少ない金額でも子どもが直接管理しながら貯蓄する楽しみを経験してもらった方が良い」と話した。

休日や週末になると、釜山(プサン)と慶尚南道(キョンサンナムド)地域の低所得層の家長を対象に「財テク講演」を行う彼は、「日雇いで働く方々に『どうしてこんなことを今になって教えてくれるのか』と言われるたびに胸が痛む。子どもまで貧乏にしないためには、子どものころからお金を管理するやり方を必ず教えなければならない」と強調した。

●チャ・ムンヒョン代表、ファンドの長短の体験を誘導

チャ代表は、江原道(カンウォンド)で将校として軍生活を送っている息子に、入隊前、130万ウォンの給料の中で生活費30万ウォンを引いた50万ウォンずつをそれぞれ貯金とファンドに入れるよう提案した。その代わり、28ヵ月後に集まったお金の2倍をインセンティブとして与えると約束した。

リスクなしに年5%の利子がもらえる貯蓄と、リスクがある代わりに高い収益が期待できるファンドのメリットとデメリットを直接体験してもらうためだった。先月、ファンドで40%の収益が上げられたと自慢する息子に、「本当の意味での収益ではない。年10%ぐらいの収益を目標に長期投資した方が良い」とアドバイスした。チャ代表の息子は今は自らポートフォリオを組むほど、経済への関心が高くなった。



hyejin@donga.com