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「南北首脳会談に見返りはない」 李大統領が言及

「南北首脳会談に見返りはない」 李大統領が言及

Posted February. 03, 2010 08:44,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領は2日、年内の南北首脳会談の開催の可能性に関連して、「首脳会談のための見返りはありえないという大前提の下で、南北の首脳が会わなければならない。この原則を譲歩することはない」と強調した。

李大統領は同日午前、大統領府での閣議の後、尹遝鉉(ユン・ジュンヒョン)企画財政部長官が玄仁澤(ヒョン・インテク)統一部長官に、「首脳会談関連の話が最近メディアに出ているが、長官も(進行)状況を知りたい」と言うと、「統一部長官が答えるほどの進展はない」として、このように話したと、朴先圭(パク・ソンギュ)大統領府報道官が伝えた。李大統領は、「首脳会談に関連して、メディアで様々な内容が報じられている。(しかし)首脳会談は、確固たる原則の下で推進できることだ。その原則が満たされなければ、実現できない」と強調した。

これは、会談そのもののために推進するのではなく、首脳会談の実現のために取り引きする考えがないことを繰り返し強調したのだ。首脳会談は、北朝鮮の核廃棄と経済支援のグランドバーゲン(一括妥結)を話し合う場でなければならないという考えが基礎にある。李大統領は、先月29日の英BBC放送とのインタビューでも、「南北首脳が会ううえで、条件があってはならない」と話している。

玄仁澤統一部長官も同日、韓国プレスセンターで開かれた外国メディア記者クラブの記者会見で、「首脳会談が開かれることになれば、核問題が言及される程度の水準では大きな意味がない。北朝鮮の核問題に実質的な進展があることが望ましい」と述べた。そして、「望ましい首脳会談は、北朝鮮の核問題解決の進展に役立ち、人道的問題である国軍捕虜や拉致問題の解決に役立つ会談だ」と明らかにした。

玄長官は、李大統領がBBC放送とのインタビューで、年内に金正日(キム・ジョンイル)総書記に会うことができると考えると言及したことについては、「韓国側の希望事項であって、必ず年内に実現するとか、実現しないとか言うことはできない。様々な情勢を見て、2010年が南北にとって重要な年であるため、そのような年に首脳会談などを通じて、韓半島の安定と平和を話し合えれば望ましいという意味に受け取ってもらいたい。具体的な時期を話すことはできない」と明らかにした。



yongari@donga.com zeitung@donga.com