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李会昌総裁「忠清党ゆえに原案固守なのではない」

李会昌総裁「忠清党ゆえに原案固守なのではない」

Posted January. 09, 2010 07:51,   

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自由先進党の李会昌(イ・フェチャン)総裁は最近、世宗(セジョン)市修正案阻止に「オールイン」している。李総裁は新年1日、忠清南道燕岐郡(チュンチョンナムド・ヨンギグン)の非常対策委員会を訪れ、「国会で世宗市法の改正を阻止することが、私たちの任務だ」と誓った。同日、汝矣島(ヨイド)の党事務所で開かれた新年賀詞交換会では、今年の4字成語に「騎虎之勢」を提示し、「虎に馬のように乗り、突き進む勢いでやり遂げようという意味だ」と説明した。そして、「国運隆盛のためには、世宗市問題が原案どおり推進されなければならない」と力説した。世宗市に党の力を集中する考えを明確にしたものだ。

李総裁は、世宗市に政治の命運をかけたと言っても過言ではない。忠清(チュンチョン)地域は、先進党の唯一の政治基盤だ。世宗市原案を守ることができなければ、忠清地域での影響力は弱まるほかなく、今年6月2日実施の地方選挙でも苦戦する可能性が高い。

李総裁は7日、国会の党総裁室で行われた東亜(トンア)日報とのインタビューで、「忠清地域が先進党の基盤だから原案修正に反対するのではない。世宗市問題は、首都圏の過密解消と国家均衡発展という国家利益、国家競争力の観点で扱わなければならない」と強調した。そして、「一部の省庁が世宗市に移転すれば行政が不便になるという断片的な見解で接近するなら、大韓民国の未来をあきらめることになる」とも述べた。特に李総裁は、「02年の大統領選挙の時に私が反対したのはソウルの遷都であり、世宗市のような行政複合中心都市の推進に反対したわけではない。むしろ私は、当時、行政省庁の一部の地方移転を主張していた」と強調した。

金泳三(キム・ヨンサム)政府時代に首相を務めた李総裁は、「後輩」である鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相にも、「頼みがある」と言った。そして、「韓国憲法が、首相の権限として大統領の国政運営補佐(87条2項)とともに行政各省庁の統轄(86条2項)を規定しているのは、大統領が正しい国政遂行ができるように、必要な場合には大統領の見解に反対意見を提示し、時には大統領と対立しなければならないという意味だ」と話した。

昨年、李総裁と先進党には悪材料が少なくなかった。先進党の「共同創業者」だった沈大平(シム・デピョン)元代表が離党し、院内交渉団体の資格も喪失した。李総裁は、「昨年は『最悪だ』と思えるほど辛酸をなめた。今年は、先進党が生まれ変わる時になるだろう」と述べ、党の全面再整備の考えを明らかにした。

このため、李総裁はまず1月の党大会で、「帝王的政治」と批判された「総裁」の肩書をやめる計画だ。李総裁は、「私たちの党の体制は別の党と大きく異ならないのに、総裁という職制のため、『李会昌が帝王的な地位にいる』という声がある。総裁という肩書は、私が望んだわけではない」と話した。

地方選挙までは、外縁の拡大に力を入れる計画だ。李総裁は、「目標と理念、哲学が同じ人なら、誰でも受け入れる。党所属議員や党員らは、沈大平元代表が戻って、世宗市原案推進と地方選挙の勝利に向けて力を合わせることを心より望んでいる」と語った。

李総裁は、「大統領選挙出馬を考えているか」という質問に、「今はそのようなことを考える時ではない」と答えた。李総裁は、「先進党を再整備し、全国政党化に向けた基盤づくりという目標のほかには何も考えていない。そのためには、6・2地方選挙で忠清圏の広域自治体首長を確保しなければならない」と述べた。



jin0619@donga.com