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中国収容施設の脱北者写真、拉致被害者団体が初公開 送還巡る中朝協定の証拠か

中国収容施設の脱北者写真、拉致被害者団体が初公開 送還巡る中朝協定の証拠か

Posted January. 06, 2010 09:11,   

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中国当局が脱北者を北朝鮮に強制送還する直前に、(北朝鮮側に)身柄情報を渡すために撮影したものと見られる脱北者の写真が初めて公開された。

崔成龍(チェ・ソンヨン)拉北者家族会代表は5日、「中国当局に逮捕された脱北者たちが北朝鮮に送還される直前に、収監されていた中国側の国境地域にある収容所(拘留施設)で撮影された写真だ」として、女性の脱北者2人の写真を東亜(トンア)日報に提供した。写真の中の脱北者たちは、犯罪者のように、名前と生年月日、収監番号とみられる5桁の数字が記された標識を持って身長を測る目盛りの前で暗い表情で立っている。

崔代表によると、二人の女性は2008年に元韓国軍捕虜のG氏の孫娘と一緒に北朝鮮を脱出したが、同年12月5日、中国当局によって逮捕され、1週間後に北朝鮮に送還された崔代表の従姉妹のチェ・ヨンエ氏(24)と、一緒に隠れていたところを逮捕されたユン・ウンシル氏(24)だ。

専門家たちは、この写真について、中国側が脱北者を逮捕した時は、即座に写真と名簿などの身柄情報を北朝鮮に渡すことを主な内容として、1998年に北朝鮮と秘密裏に締結した「中朝国境地域業務協定」が実際に履行されていることを示す証拠としての価値に注目している。



zeitung@donga.com