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中国のゴルフ市場、ブルーオーシャンに浮上

中国のゴルフ市場、ブルーオーシャンに浮上

Posted December. 19, 2009 09:46,   

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中国に「緑色の阿片」の風が吹いているという話がある。西方の資本家の退廃的なスポーツだとしてそっぽを向かれてきたゴルフが、最近、経済成長を追い風に急激に人気を集めているからだ。

英日刊紙のインディペンデントの報道によると、1980年代、20ヵ所に過ぎなかった中国のゴルフコースは、今現在、300ヵ所を突破した。これは世界5位であり、アジアでは2位の数字だ。今後2年内にさらに100ヵ所のゴルフ場がオープンする予定だ。中国のゴルフ市場の規模は、年間45億ポンド(約8兆6000億ウォン)に上り、毎年20%以上成長しているという分析も出た。

中国ゴルフ協会は、現在200万人ぐらいのゴルフ人口が、20年には2000万人を突破すると見ている。また、16年、ブラジル・リオデジャネイロ五輪でゴルフが正式種目に採択されたことを機に、優秀選手の掘り出し、ゴルフ産業の発展にも拍車がかかると見通した。

ゴルフ市場の巨大な「ブルーオーシャン」に浮上した中国を攻略するため、国内業界の動きも早まっている。17日、中国福建省で開幕した中国女子プロゴルフのオリエント・チャイナ・レディースオープンには、現代(ヒョンデ)自動車やスクリーン・ゴルフメーカーのゴルフジョーンなどがスポンサーとして参加した。現代自動車は、協賛金20万人民元(約3500万ウォン)とホールインワン副賞(ジェネシス・クーペ)をはじめ、選手や大会関係者らの移動を助ける車両(サンタフェ、アジェラ)を提供して好評を得た。

ゴルフジョーンは、大会組織委に2万ドル(約2350万ウォン)の現金を後援し、広報ブースを設置した。昨年、国内売上1000億ウォンを記録したゴルフジョーンは最近、中国市場の開拓に積極的に乗り出している。北京に5ヵ所の代理店を設け、営業に取り組んでいる。累積販売量は200台を上回った。来年は、上海、広州などに5つの支社をさらに開設する計画だ。冬の3ヵ月間、ほとんどのゴルフ場が営業をしない北京では、18ホール基準の料金が1人当り160人民元に過ぎないスクリーンゴルフに利用客が集まっている。

大会期間中に当地を訪問したゴルフジョーンの金ヨンチャン社長は、「中国はあまりにも巨大な市場なので、短期間の成果よりは遠い後日を念頭に置いている。誇示欲の強い中国独特の文化を視野に入れた新しいマーケティング方法を開発し、スクリーンゴルフブームを引き起こしたい」と話した。

コーロンのゴルフ衣類ブランドのジャック・ニクラウスは、02年、中国に進出して以来、今年40の売り場を運営し、1億人民元(約170億ウォン)の売上を記録した。高級ゴルフブランドで商品性とデザインが優秀と評価されている。ジャック・ニクラウスは、ブランドの認知度を押し上げるため、中国女子プロゴルフ協会(CLPGA)競技委員や役員にTシャツとウィンドブレーカーを支援している。コーロン・エロードは、中国人選手としてはたっだひとり米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーで活躍しているシャンシャン・フェンを後援している。



kjs0123@donga.com