一年に数百億ウォンにのぼる天文学的な収入、筋肉質の体にルックスまでいいスポーツスター。彼らにとって女性遍歴は避けて通れない誘惑のようだ。周りの人から羨ましがられる彼らの周辺にはいつも女性が付きまとう。
英国の日刊新聞・インディペンデントは最近、「最高のスポーツ・プレイボーイ」という記事を掲載した。1位はイングランド・プレミアリーグ・マンチェスターユナイテッド(マンU)で名を馳せたジョージ・ベストが占めた。1963年17歳の年でマンUに入団し主力で活躍した彼は、ずば抜けた個人技だけでなく常識を逸する女性遍歴でも有名だった。ハーフタイムの時、女性と性的関係を結んだ事実が明らかになり、波紋を起こした。7人のミスワールドと関係を持ったという噂が広がると、それは3人だけだったと主張した。薬物中毒や2回の離婚を経験した彼は、05年、59歳の若さで死亡した。
マンU時代、ベストが付けていた背番号7番を受け継いだデビッド・ベッカム(34、LAギャラクシー)とクリスティアーノ・ロナウド(24、レアル・マドリード)は代表的なセックスシンボルだ。ベッカムは個人秘書との不倫で歌手出身の妻ビクトリアとの結婚生活が一時危機を迎えたりもした。ロナウドは同時に3人の年上の女性と付き合ったことがある。仲間らと売春婦を動員したセックスパーティーを開いた事が明るみになって、非難を浴びせられた。
コートの悪童と呼ばれた米プロバスケットボールのデニス・ロッドマン(48)も有名なプレイボーイだ。7シーズン連続リバウンド王に輝いたロッドマンは、1994年当時、最高の人気歌手マドンナと付き合った。米国の人気テレビドラマ「ベイウォッチ」の主人公、カルメン・エレクトラと結婚したりした。ロッドマンは、自分のヨットを「セクシーなチョコレート」と命名したりもした。
コービー・ブライアント(31、LAレイカーズ)は、03年、コロラドで19歳の女性に性的嫌がらせをした疑いで裁判所に出廷した。彼は被害女性に400万ドルをダイヤモンドの指輪を与えて、事態をもみ消した。ブライアントはしばらくの間、試合の度に観衆の揶揄に耐えなければならなかった。
「バスケットボールの皇帝」マイケル・ジョーダン(46)は、結婚後2年近く隠密な関係を持った女性と別れる際、25万ドルを支給した。しかし、この女性がジョーダンの子を身ごもったと訴訟まで起こし、裁判沙汰に巻き込まれた。ジョーダンは06年、結婚17年で妻と離婚することになったが、慰謝料だけでも1億5000万ドル以上を支払ったという。
伝説のバスケスター、ウィルト・チェンバレン(1936〜1999)は自叙伝で、一生で2万人の女性と関係を持ったと打ち明けた。彼がこのような事実を堂々と明かすことができたのは、独身だったため。2万人というと、とにかく1日一人の女性だけ会うとすると、60年を1日も欠かしてはいけない数字だ。
米プロ野球の「ロケットマン」ロジャー・クレメンス(47)は優しい夫と父親とされていたが、10年間、あるカントリー歌手と密愛を楽しんだことがわかり、ショックを与えた。今年、ワールドシリーズで優勝し、無冠の恨みを晴らしたアレックス・ロドリゲス(34、ニューヨーク・ヤンキース)は、マドンナとの不適切な関係で、昨年、妻から離婚訴訟を起こされた上、ストリッパーとの不倫まで暴露され、トラブルに巻き込まれた。「鋼の拳」マイク・タイソン(43)は、1992年、米インディアナ州で性的暴行の疑いで3年間服役したりもした。
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