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「外国人侮辱罪」に罰金100万ウォン

Posted November. 28, 2009 09:08,   

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裁判所が外国人を侮辱した疑いで罰金刑で略式起訴された30代の韓国人男性に対し、有罪を認めた。

仁川(インチョン)地裁富川(プチョン)支院刑事2単独の趙燦栄(チョ・チャンヨン)判事は、刑法上の侮辱罪で略式起訴された会社員の朴某被告(31)に対し、罰金100万ウォンの略式命令を出したと、27日、明らかにした。

裁判部は、「当時の状況を考慮する際、朴被告が特定宗教や国籍の外国人を嫌悪するような発言をして、被害者に侮辱感を与えたことが認められる」と述べた。さらに、「検察がお酒に酔った朴被告が被害者に罵声を浴びせるなど、侮辱を与えた罪だけで起訴したので、これを判断しただけであって、人種差別的な発言だったかどうかについては検討しなかった」とし、「朴被告が自分の間違いを認めて反省していることを考慮し、罰金刑で事件を終決するのが妥当だと判断される」と加えた。

裁判所の関係者は、「今回の事件は侮辱罪の被害者が外国人であるという多少異例の状況であるだけで、一般の侮辱罪の起訴事件と同じ基準で判断した」とし、「これを重要事件と取り扱っていたら、裁判部の職権で正式裁判に移されただろう」と説明した。検察の関係者も、「朴被告の発言が被害者の名誉心を傷つけた事実が認められ、侮辱容疑で起訴したものだ」とし、拡大解釈を警戒した。

朴被告は今年7月10日午後9時頃、お酒に酔った状態で、京畿道(キョンギド)富川市を運行する市内バスの中で、韓国人女性(29)と英語で対話をしていたインド人のボノジッ・フセイン聖公会大学研究教授(27)に、「汚い××やろう。臭いから静かにしろ」と罵声を浴びせた。これに侮辱を感じたフセイン教授は、朴被告を警察署に連れて行き、捜査を要請して訴えた。事件の送致を受けた検察は、朴被告を略式起訴した。

略式起訴とは、一般の軽犯罪など被疑者の罪が比較的軽い時、検事が裁判所で正式裁判を開かず、書類審査だけで罰金刑に処してほしいと裁判所に要請することだ。



kchwang@donga.com