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韓国出生率、事実上世界最下位 アジア合計は1.26

韓国出生率、事実上世界最下位 アジア合計は1.26

Posted November. 19, 2009 09:30,   

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韓国は、女性が一生産める子供の数の合計出生率が1.22人と、ボスニア・ヘルツェゴビナ(1.21人)に次ぎ、世界2番目に低いことが分かった。

国連人口基金(UNFPA)が、18日に発表した「09、世界人口の現状に関する報告書」によると、韓国の合計出生率は1.22人と、185ヵ国の調査対象国のうち、184位だった。しかし、UNFPAの報告書は、この5年間の出生率を全て合計し、平均を算出したもので、昨年、統計庁が集計した国内出生率が1.19人だったことを考慮すれば、事実上、韓国の出生率は世界で最も低い。韓国のほか、日本やシンガポールの合計出生率も、それぞれ1.26人を記録し、アジア地域で少子化が急速に進んでいることが分かった。

世界の平均出生率は2.54人と、昨年同様であり、先進国=1.64人、発展途上国=2.70人、後進国=4.29人と、貧しい国であるほど出生率が高かった。

同報告書によると、今年、世界の総人口は68億2940万人と、昨年より7970万人が増加した。中国が13億4580万人とトップで、インド(11億9800万人)、米国(3億1470万人)の順だった。韓国の人口は、4830万人と26位につけられ、北朝鮮の人口は2390万人と47位だった。特に、韓国の合計出生率は、世界平均の半分にも満たない水準であり、50年になると、韓国の人口は4410万人に減少し、世界40位圏(41位)へと順位が下るだろうと予測した。同報告書の発行を記念し、同日、韓国を訪れたUNFPAのスバシ・グプタ財務局長は、「ノルウェーのように、社会的仕組みが下支えしなければ、出生率を上げることはできない」と語った。

一方、同報告書は、「この20年間、自然災害が急増し、1973年から03年にかけ、毎年平均1億6500万人が犠牲となった」とし、「環境災害による人命被害を減らすために、世界が関心を寄せるべきだ」と促した。



isityou@donga.com