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政府系研究員「北朝鮮WMD統制で人材や兵器の確保が緊要」

政府系研究員「北朝鮮WMD統制で人材や兵器の確保が緊要」

Posted October. 23, 2009 09:07,   

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白承周(ペク・スンジュ)国防研究院安保戦略研究センター長は、「北朝鮮が、保有する大量破壊兵器(WMD)の統制に向け、人材、場所、兵器の3要素を早期に確保しなければならない。特に、WMD開発者が難民に偽装して国境を越える恐れがあるため、事前に別途チームを作って情報を蓄積し、捜索・逮捕に乗り出す必要がある」と指摘した。そのうえで、「WMDの統制は、米国だけに任せてはおけない韓国人の生存権の問題だ」と主張した。

高麗(コリョ)大学の柳浩烈(ユ・ホヨル)教授は、「北朝鮮で急変事態が起こり、無政府状態になった場合、韓国政府は南北を一つに統合するという声明を発表すべきだ」と述べた。そして、「国際社会に向かって『一つの韓国、一つの民族』を宣言し、憲法第3条が規定している韓半島統一を成し遂げる能力と意志があることを明確にすべきだ」と強調した。

柳教授と白センター長は、韓半島統一とWMDの統制に向け、国連安全保障理事会で権威ある決定を要請すべきだと口をそろえた。柳教授は、「国連安保理の決定により、韓国人が独自に統一憲法制定と政府の構成を協議できる環境づくりの必要がある」と主張した。白センター長も、「北朝鮮のWMDの統制に、重要な利害関係を持つ米国などの関連国間の摩擦を最小限に抑えるため、国連安保理決議が必要だ」と説明した。

国防大学の金ヨンス教授は、「韓国が、北朝鮮地域に進出する場合、住民に対し、韓国が介入せざるを得ない理由と韓国主導の統一が避けられない理由を説明し、心をつかまなければならない」と述べた。特に、「北朝鮮の党、政府、軍のエリートが、韓国主導の統一を受け入れるようにしなければならず、治安、救援、資源管理の分野でも、早期に安定した措置を取る必要がある」と主張した。

韓国開発研究院の李ソク研究委員は、「北朝鮮が崩壊危機に陥れば、既存の公共配給網が十分に作動しないことは明らかだ。学校や市場に配給所を設け、そこで住民が食事ができ、少量の食べ物を受け取れるようにすべきだ」と提言した。



le@donga.com