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東方神起のメンバー3人「チーム解散は願わない」

東方神起のメンバー3人「チーム解散は願わない」

Posted August. 22, 2009 08:49,   

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所属事務所「SMエンターテインメント」との法的争いのため、「解散説」が取りざたされているボーカルグループ「東方神起(トンバンシンギ)」のメンバー5人中、専属契約効力停止の仮処分申請を出した3人は、21日に開かれた初公判で、「所属事務所が異なることになっても、東方神起という一つのチームの名で活動したい」という意思を明らかにした。

同日の裁判には、メンバー3人は出席しなかったため、フアンも駆けつけておらず、裁判は比較的落ち着いた雰囲気の中で1時間ほど行われた。

●SMをやめてもチームは維持

ソウル中央地裁・民事合議50部(朴炳大首席部長判事)の審理で行われた裁判での争点は大きく4つで、△チームを解散するかどうか、△契約期間、△収益の配分、△化粧品事業を巡る議論などだった。裁判部は、シアジュンス(金ジュンス)や英雄ジェジュン(金ジェジュン)、ミッキーユチョン(朴ユチョン)の申請側の弁護人に対して、「今回の訴訟の目的が、SMとの『契約の解除』なのか、それとも『契約見直し』なのか明確にしてほしい」と要請した。

これに対して弁護人は、「両方とも可能性としては開かれている」としながらも、「東方神起はアイドル・グループから成人グループへと成長を遂げている段階であり、SMがこれをきちんと後押ししてくれるかどうか疑問だ」と答えた。さらに、男子グループ「神話(シンファ)」を例に上げ、「チームの解散には反対しており、所属事務所が別々になっても、5人はいくらでも東方神起という名の下で活動できる」という意思を明らかにした。SMとは決別してもチームの解散は願わないという意味だ。

SM側は、「メンバーに対する限りない愛情に変りはなく、これまでの一つのチームの下で活動してほしい」と答弁した。

●裁判部、「円満な合意」を勧告

奴隷契約という議論を巻き起こした13年間の契約期間についても、双方の見解が完全に食い違った。申請側は、「13年間縛られる専属契約は、アイドル・グループの特性上、ほかならぬ奴隷契約であり、事実上の終身契約だ。軍隊での服務期間まで入れれば15年を超えることになり、芸能界からの引退までを意味する」と主張した。

弁護のなかで、国内の主要芸能企画会社の専属契約期間も公開された。メンバー3人の弁護人は、「歌手、朴ジンヨン氏が代表を務めているJYPの平均専属期間は7年、元『ソテジと子供ら』のメンバーであるヤン・ヒョンソク氏が運営中のYGは6年、ジェクスキスやピンクルなどを送り出したDSPは5〜7年だ」とし、「SMは東方神起や少女時代などと13年間の長期契約を結び、優越的な地位を乱用している」と指摘した。

これに対してSM側は、「女子グループ『SES』は、日本のソニー・ミュージックと契約を結ぼうとしたが、専属契約期間が短いため不安定であることが問題視され、日本での活動ができなくなったことがある」とし、「13年は円滑な海外での活動のため、メンバーらとの合意の下で結ばれた契約だ」と返した。

SM側は、今回の波紋の引きがねになったのは、メンバー3人の化粧品事業への進出だと主張した。「メンバー3人は会社側との相談無しで、中国で『CREBEAU』という化粧品ブランドを発表したが、これは明白な契約違反だ」と迫った。

これに対して申請側は、「単なる財務的投資に過ぎず、芸能活動とは全く関係ない」と反駁した。

裁判部は、「申請人らは、ほかのメンバー2人に対する信頼や公人としての責任感を持って、問題を解決することを願う」とし、円満な合意を勧めた。そのうえで「9月11日までに、関連資料を提出してもらい、双方が希望すれば、非公開で調停の時間を持つ計画だ」として弁論を終えた。



bell@donga.com