Go to contents

次女を出産した40歳のマシュー、ブリティッシュ頂点に

次女を出産した40歳のマシュー、ブリティッシュ頂点に

Posted August. 04, 2009 09:04,   

한국어

母親は女子より強いという言葉がある。グリーン・フィールドに「スーパーママ・シンドローム」が起きている。

その主人公は3日に閉幕した今季米国女子メジャー最終戦「全英リコー女子オープン」のチャンピオン、カトリーナ・マシュー(40、スコットランド)だ。25日、40歳の誕生日を迎える彼女は、5月に次女を出産した後、生涯初のメジャートロフィを獲得した。マシューは、1994年、グレーム・マシューと結婚した後、07年に長女を産んだ2児の母親だ。キャディを務める夫と喜びの抱擁をする彼女の顔には明るい笑みが広がった。

●「ママゴルファー」、3番目のメジャーチャンプの光栄

マシューは、「今大会の目標はただ、カットパスだった」と話した。出産した後、5週ぶりに再びゴルフスティックを取ったが、練習量が足りない上、先週、エビアン・マスターズで宿舎の火災事件で、夫が軽いやけどを負う事故にまで遭ったためだ。しかし気楽に構えていたら、かえって物事がうまく行った。スコットランド出身の彼女にリンクスコースは遊び場同然だった。忍耐心が求められるコースで彼女は無理なコース攻略を控えた。マシューは、4ラウンドの序盤、首位タイを許し、危機を迎えたが、ベテランらしさを発揮して乗り越えた。1960年以後、メジャーチャンピオンになった母親ゴルファーは、ナンシイ・ロペスとジュリ・インクスターに続き、マシューが3番目だ。

●LPGA、母親ゴルファーへの支援を充実

LPGAによると、今季登録されている母親ゴルファーは32人。彼女たちの子どもは47人だ。韓国選手の中では、韓熙円(ハン・ヒウォン、フィラコリア)が07年、野球選手出身の夫、ソン・ヒョクとの間に息子を産み、朴嬉貞(パク・ヒジョン)も6月、息子を出産した。金美賢(キム・ミヒョン)は柔道スターの李元熹(イ・ウォンヒ)と結婚し、11月に出産を控えている。

LPGA側は、大会の度に、専門の保母や保育施設を設けて、サポートしている。19歳と15歳の2人の娘をもうけたインクスターは、「結婚後、家族とは2週間以上離れて過ごさないという原則を立てた。子どもの就学前は、ツアーの時もいつも一緒だった」lと話した。

●厳しい国内の環境…スポンサーが見つからない

今季、韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)ツアーのシードを持っている選手約120人のうち、既婚者はソ・イェソン(ハイマート)、李周恩(イ・ジュウン)、チョ・ユンヒの3人だけで、この中で母親ゴルファーはソ・イエソンが唯一だ。国内の環境が結婚と運動を並行するのが厳しいからだ。1998年、KLPGAツアー・オピル女子オープンで、妊娠8ヵ月目の身で優勝した朴ソンジャ(44)は、「当時は通貨危機に見舞われた時で、1ヵ月の生活費でも稼ごうと無理に出場した。結婚して子どもまでいると、なかなかスポンサーが見つからないが、周りの支援なしにはツアー生活は無理だ」と話した。



kjs0123@donga.com