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テニスのフェデラーが伝説作った メジャー最多の15度目優勝

テニスのフェデラーが伝説作った メジャー最多の15度目優勝

Posted July. 07, 2009 08:23,   

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テニスのロジャー・フェデラー(28=スイス)が遂に新伝説を作った。

6日、英国ロンドン近くのウィンブルドンのオールイングランドクラブで終了したウィンブルドンテニス大会男子シングル決勝。フェデラーは5セットに歴代メジャー大会決勝戦最多の30ゲームを行う4時間16分のフルセットの接戦の末、世界6位のアンディ・ロディック(27、米国)を3—2(5—7、7—6<8—6>、7—6<7—5>、3—6、16—14)で下した。

これでフェデラーは、同日観戦したピート・サンプラス(米国)を抜いて、メジャー大会最多の15度目のトロフィを手にし、「生きているテニスの伝説」になった。

フェデラーと長く付き合って、3月に結婚したミルカ・バブリネツは、今夏出産を控え、臨月の身で観客席でエールを送った。ウィンブルドンで7年連続決勝に進み、6度目のトロフィを獲得したフェデラーは、85万ポンド(約17億6000万ウォン)の賞金をもらった。これでフェデラーは、昨年8月、ラファエル・ナダル(スペイン)に譲った世界1位の座も取り戻した。

フェデラーは昨年からナダルに相次いで敗れ、涙まで流す挫折を経験したが、先月、全仏オープンでキャリア・グランドスラムを達成したことに続き、第2の最盛期を迎えた。

三星(サムスン)証券のチュ・ウォンホン名誉監督は、「フェデラーはテニスを芸術の境地に昇華させた。どこのコートでも強いプレーを披露し、柔軟な体に負傷もほとんどなく、短期間で大きな業績を成し遂げた」と話した。

第1セットを奪われたフェデラーは、第2セットでも6—6のタイブレークの状況で2—6までリードされ敗色が濃厚だったが、連続して6ポイントを奪い、雰囲気を一変させた。個人最多となる50個のサーブエースを取り、ピンチを逃れた。フェデラーは奇しくも先月全仏オープンの時に続き、4週ぶりに再び親友のタイガー・ウッズ(米国)と同じ日に優勝する妙な縁を作った。

反面、ロディックは粘り強い勝負を披露し、試合後は観客から起立拍手を受けたものの、04年と05年のウィンブルドンと、05年全米オープンに続き、フェデラーの壁にぶつかって4度目の準優勝に止まり、目頭を赤くした。



kjs0123@donga.com