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[社説]和解と統合の意に反する一部勢力の国民葬7日

[社説]和解と統合の意に反する一部勢力の国民葬7日

Posted May. 30, 2009 08:17,   

国民葬による故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の告別式が29日、執り行われた。故人の最後には、多くの国民が深い哀悼を示した。盧前大統領の突然の悲劇は、「庶民大統領」と呼ばれた故人に対する憐憫を抱かせ、追悼の熱気が全国的に拡散した。29日、路祭が行なわれたソウル広場の周辺には、数十万人が集まった。大韓民国の第16代大統領の逝去を惜しみ、故人が故郷で平和な安息を持つことを祈る。

今回の国民葬は、光復(クァンボク、日本の植民地支配から解放された日)以降行なわれた13回の国民葬の中で最大規模で執り行われた。国民葬に必要となった政府予算は45億ウォンと推定され、06年の崔圭夏(チェ・ギュハ)元大統領の国民葬の予算(3億3700万ウォン)と比べると、13倍も多い金額だ。遺族側が望んだことは、ほぼすべて反映された。政府と地方自治体が、全国に99の焼香所を設置し、現職首相が務めてきた葬儀委員長は、盧大統領在任時代に首相を務めた韓明淑(ハン・ミョンスク)氏が共同で担った。ソウル広場の路祭も、遺族の意向によって行なわれた。金大中(キム・デジュン)元大統領の追悼の言葉が、その他の前職大統領との公平性の問題で実現できなかっただけだ。

盧前大統領は退任後、家族と側近の収賄の容疑が明るみになり、悩んだ末に「誰も恨まない」という言葉を残して死を選んだ。しかし、それに対する客観的評価は、厳密に言えば進行形だ。にもかかわらず、焼香所の周辺には、「現政権と検察、一部メディアが盧前大統領を殺した」という根拠のない煽動が絶えなかった。告別式でも、民主党の白元宇(ペク・ウォンウ)議員が、多くの国内外の参列者の前で、李明博(イ・ミョンバク)大統領を向かって「謝罪しろ」と叫び、騒ぎを起こした。今回の国民葬には、国全体が追悼の心を通じて、国民的和合を図ろうという思いが込められている。国民葬を利用して、社会混乱を造成し、国民を二分して攻撃することは、故人の安息のためにも望ましくない。

静かな日常に戻らなければならない。盧前大統領在任時代の功罪は、長い歴史の評価に預けられた。盧前大統領が私たちに残した弱者に対する思いやり、大統領の権力集中問題、腐敗根絶といった課題を解決するために、知恵を集めなければならない。