最高検察庁中央捜査部(李仁圭部長)は22日、泰光(テグァン)実業元会長の朴淵次(パク・ヨンチャ)被告から、税務調査中止の請託を受けたセジュンナモ旅行の千信一(チョン・シンイル)会長(66)に対して、特定犯罪過重処罰法上斡旋収賄及び脱税などの容疑で拘束令状を請求した。
検察によると、千会長は、税務調査中止ロビーの見返りに、昨年8月の北京五輪の時、朴元会長から15万元(当時の為替レート基準で約2300万ウォン)を受け取り、朴元会長が千会長の会社に投資して回収していない7億ウォンを得た容疑だ。千会長は、株の取り引きをし、贈与税85億ウォンと譲渡所得税を脱税した容疑も受けている。
検察は同日午後、千会長に対して3度目の召喚を行ない、未公開情報の利用と相場調整など、証券取引法違反の容疑について取り調べた後、帰宅させた。千会長に対する拘束前被疑者審問は、早ければ25日、ソウル中央地方裁判所で開かれる予定だ。
いっぽう検察は、昨年4月にあった党の第18代総裁選で、朴元会長から不法政治資金を受け取った疑惑を受けている野党民主党の崔迵国(チェ・チョルグク)議員(金海乙)を同日午前に呼んで取り調べた。また検察は、李鍾燦(イ・ジョンチャン)元大統領民情首席秘書官を再び呼び、03年3月、朴元会長から借りて返したという7億ウォンが、実際に返済されていなかったという疑惑について追及した。
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