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先発からも外国人選手が見えなくなった プロ野球

先発からも外国人選手が見えなくなった プロ野球

Posted May. 16, 2009 10:39,   

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タイロン・ウッズ(元斗山)、フェリックス・ホーセ(元ロッテ)、ジェイ・デイビス(元ハンファ)…。みんな韓国プロ野球で猛活躍した外国人選手だ。彼らは豪快な長打とカリスマで所属チームをけん引した。たくさんのファンがいまだに彼らを思い出す理由だ。他にも韓国舞台で強烈な印象を残した外国人選手は多い。

今年はどうだろうか。目立つ外国人選手は言うまでもなく、先発ラインアップに入った外国人選手も見かけられなくなった。早くも放り出された選手も少なくない。

1位のSKは、左腕先発投手に使おうとしたクリス・ニコスキを2軍に降格した。マイク・ジョンスンを放り出し、新しく迎えたカドクラ・ケンは2勝(1敗)を収めたが、あまり威力的でないというのが大方の見方だ。2位の斗山(トゥサン)は、1ヵ月も外国人選手なしに試合に臨んでいる。マット・ワッスンは2軍行きを命じられて以来姿が見えず、遅れて合流したフアン・セデニョはそもそも技量が優れていない選手だ。

三星(サムスン)も先発陣の重要な軸と思っていた2人の外国人選手がイマイチだ。フランシスコ・クルセタは2勝(2敗)に止まっており、ルネルビス・エルナンデスは4月、2試合に先発登板して以来、姿を消した。穴の開いたマウンドと金泰均(キム・テギュン)、李杋浩(イ・ボムホ)の負傷で戦力空白のダメージを受けているハンファは、外国人選手さえ本来の役割を果たせず、困っている様子だ。

シーズン序盤、長打を誇ったビクター・ディアーズは、水準以下の守備力を露呈し、2軍へ降格された。締めくくりの投手、ブレッド・トーマスはチームが連敗を喫したため、登板の機会をつかめずにいる。たまに登板しても昨年のような頼もしい姿は見せなかった。

役割を全うしている選手はLGのロベルト・フェタジナとKIAのリック・グトムスンぐらいだ。フェタジナは14日現在、出塁率1位(0.547)、打率2位(4割2分1厘)に上がっている。グトムスンは6試合で先発登板し、4勝1分け1敗に防御率2.48の成績を記録している。

監督の一部は年俸上限(30万ドル)を廃止してきちんとした外国人選手を選ばなければならないと主張する。しかし、年俸上限を無くしても天文学的なお金を与えない限り、国内選手を圧倒できる超特級選手をスカウトするのは難しい。



hanwshin@donga.com