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WHO、現警戒水準の維持を示唆 感染者21ヵ国で1085人

WHO、現警戒水準の維持を示唆 感染者21ヵ国で1085人

Posted May. 06, 2009 08:37,   

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世界保健機関(WHO)は4日、新型インフルエンザA(H1N1)感染者が21ヵ国で1085人に増えたと発表した。これで感染者は、先月半ばにメキシコで感染事例が初めて発表されて以来、約3週間で1000人を超えた。主に、メキシコ(590人)、米国(286人)、カナダ(101人) など、北米国家で多く発生し、スペイン(54人)、英国(18人)、ドイツ(8人)などが後に続いた。

ケイジ・フクダWHO事務局長補代理は同日、「北米を除く欧州やアジアなどの他の地域では、ウイルスが拡散する証拠はない」と明らかにしたと、ロイター通信などが伝えた。現段階では、伝染病警戒水準が「大流行」を宣言するフェーズ6には引き上げないことを示唆したのだ。しかし、フクダ事務局長補代理は、冬に入った南半球を中心に、ウイルスの監視を怠ってはならないと強調した。

新型インフルエンザで最も多くの死亡者と感染者が発生したメキシコ政府は、官公庁、企業などに下した休務令を6日に取り下げ、7日から社会を正常化すると発表したと、AP通信などが伝えた。カルデロン大統領は4日、「もはや日常に復帰する時だ」と明らかにした。いっぽう、休校令は、大学と高校だけ解除され、その他の教育機関には11日まで適用する計画だ。

AP通信は、メキシコシティ市内では、マスクをつけずに通りを行き交う市民が増えており、カフェが店を開くなど、活気を取り戻していると伝えた。しかし、現地の医療専門家たちは、メキシコでは依然として新型インフルエンザの感染が拡散しているので、人と人との接触が増えることで、感染者がまた急増する恐れがあると警告した。



surreal@donga.com