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与党「旧時代政治の終焉に」、野党「現政権中枢も捜査を」

与党「旧時代政治の終焉に」、野党「現政権中枢も捜査を」

Posted May. 01, 2009 07:23,   

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政界は30日、検察の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領を召喚して取り調べることになったことについて遺憾の意を示す一方、徹底した捜査を促した。権力型不正と呼ばれる今回の事件に対し、「韓国政治の恥」だとし、盧前大統領と距離を置こうとする姿勢も目立った。しかし、一部の親盧関係者らは、政治報復だとして反発を強めた。

ハンナラ党の趙允旋(チョ・ユンソン)報道官は同日の論評で、「盧前大統領は在任中に自分が旧時代の最後の世代だと言った」とし、「元大統領が不始末な出来事で法の裁きを受けるのも盧前大統領が最後になることを願ってやまない」と述べた。さらに、「検察に呼ばれる元大統領を見るのは国民として残念でたまらないことだ」と述べた。

同党の鄭斗彦(チョン・ドゥオン)議員は、「恥ずかしい。同じ政治家として言う言葉がない」と嘆いた。釜山(プサン)が選挙区の与党のあるベテラン議員は、「今日は韓国政治が与野党を問わず、恥をかいた日」だとし、「盧前大統領と同時代で政治をやった人間として、哀れな気持ちと憎悪を同時に感じる」と述べた。

自由先進党の朴宣映(パク・ソンヨン)報道官は、「検察はできるだけ時間を減らし、徹底かつ客観的に取り調べを進めるべきだが、不拘束のままで取り調べるのが筋だ」と述べた。

制度改善を主張する声も出始めた。先進党の沈大平(シム・デピョン)代表は同日、ソウル汝矣島(ヨイド)の党本部で行われた最高委員会で、「韓国政治に対する国民の失望と大統領制が持っている制度的な矛盾がどれほど大きいかを改めて考えさせられる契機となった」とし、「今後、このような事が二度と再発しないことを心から願う」と述べた。ハンナラ党の孔星鎮(コン・ソンジン)最高委員も、「大統領の無限権力を制御できる枠組みを整えなければならない」と主張した。

民主党は現在の権力中枢と関わりのある疑惑に対しても即時捜査が行われるべきだとし、公正な検察捜査を促した。親盧(盧武鉉寄り)系は、政治報復だとして憤りを露にした。金裕貞(キム・ユジョン)報道官は論評を通じ、「今日の召喚を最後に全ての真実が究明されることを期待する」とし、「千信一(チョン・シンイル)セジュンナモ旅行会長をはじめ、今現在の生き残っている権力中枢の関係者に対する捜査も即刻行われるべきだ」と主張した。

同党の朴柱宣(パク・ジュソン)最高委員は、「元大統領が召喚されて取調べを受けるのは、国家的な恥であるため、拘束捜査へ拡大する必要はない」とし、「不拘束捜査の原則を適用すべきだ」と述べた。鄭長善(チョン・ジャンソン)議員は、「検察捜査が真実のもとに行われ、再発防止に努めるべきだ」とし、「参加型政府時代、ヒューケムス売却疑惑が浮き彫りになったが、検察は手もつけなかった」と批判した。

盧武鉉政権で法務相を務めた千正培(チョン・ジョンベ)議員は、「夢にも思わなかったことが起きている」と嘆き、盧前大統領が当選後、就任までの間にスポークスマンを務めた李洛淵(イ・ナクヨン)議員は、「極めて残念だということしか言いようがない」と述べた。

いっぽう、親盧系の柳時敏(ユ・シミン)元保健福祉部長官は同日、金海市進永邑(キムヘシ・ジンヨンウプ)のボンハ村で、記者団に対し、「拙劣な政治報復だ。政治報復の悪循環を吹き返す李明博(イ・ミョンバク)大統領は愚かな大統領だ」と非難した。

盧前大統領の儀典秘書官だった徐甲源(ソ・ガプウォン)議員は、「何も言うことはない」と言い、コメントを控えた。盧武鉉政権時代、大統領府の春秋(チュンチュ)館長を務めた金賢(キム・ヒョン)民主党副報道官は、「残念な気持ちを越えて憤りを感じる」とし、「元大統領に対しこのような恥をかかせる国は、経済協力開発機構(OECD)の加盟国の中で、どこにもない」と主張した。