Go to contents

家出した10代、知り合いの隠れ家で殺害される

家出した10代、知り合いの隠れ家で殺害される

Posted March. 23, 2009 04:02,   

한국어

知的障害2級のユ某さん(17)は、一緒に暮らしていた10代の「兄さん」3人と同い年の女の友達に21日間、ほとんど毎日殴られた。4人の10代はユさんを2〜3時間ずつ椅子に縛って、凶器の尖った先を体の上に落としたり入れ墨をしてやると言って、針で突いたり、縄跳びを鞭のように振り回したりした。

結局、最後の暴行となった18日夜は、「付き合っている男がいるのに、他の男に近付いた」という理由で殴られなければならなかった。同日は電子レンジで温めたスプーンや箸など、留具で暴行され、やけどをしたまま気を失った。

李某(19)、カン某(19)、金某(19)容疑者ら、同居していた10代4人は、「仮病を使うな」と言って放置し、ユさんは同日、死んだまま発見された。

一時はユさんに優しくしていた李容疑者らは、遺体をロープで縛って布団で包んだ後、家から1.7キロ離れた野山に窪みを掘って埋葬した。

ユさんは5歳の時、両親が離婚した後、きちんと治療が受けられず、信用不良者になった父親(48)の下で苦労しながら育った。力仕事をしていた父親は仕事が無くなり、妹は家出して音信不通になった。

このような環境で家出を繰り返していたユさんは、自分を優しく慰めてくれた李容疑者らをインターネットチャットで知り合い、07年7月から付き合い始めた。

ユさんは知的障害を患っていたが、意思の表示やインターネットチャットができるほどの知的水準だったという。

父親の死亡で独り暮らしをするようになったカン某容疑者は、昨年から李容疑者ら2人の同窓や金容疑者の妹まで京近道城南市(キョンギド・ソンナムシ)の自宅に呼び込んで一緒に暮らし、李容疑者がユさんを誘い、1月からは5人で同居してきた。

一戸建てが密集しているこの家の周辺の隣人たちは、「子どもたちが群がって歩き回っているとばかり思っていた。まさか一緒に暮らしながら恐ろしいことを犯しているとは知らなかった」と話した。

ユさんと付き合っていた李容疑者は、自分の友達の金容疑者がユさんと付き合っているのではと疑った。しかし、「ユさんが先にプロポーズしてきた」という金容疑者の言葉に、彼らは先月26日からユさんを殴り始めた。14日には、ユさんが京畿道平沢(ピョンテク)市の実家を訪れる時、カン容疑者と金容疑者が同行し、娘を家に居させようとする父親を押しのけ、ユさんを再び自分たちの家に連れ込んだりもした。

警察はユさんが政府から毎月40万〜100万ウォンの補助金をもらったため、李容疑者らがお金を目当てにした可能性があると見ている。

ユさんを殺害して埋葬した翌日の20日には、李容疑者らがマスクと帽子をかぶり、手袋をしたまま、現金預け払い機からユさんのキャッシュカードで38万ウォンを引き出した。

警察はまた一緒に暮らし始めた1月から補助金を生活費に当てたものと見て、ユさんの通帳のお金がどこへ流れたかを調査している。

城南中院(チュンウォン)警察署は、李容疑者らユさん殺害に関わった10代4人に対し、暴行致死などの容疑で22日逮捕令状を申請した。



argus@donga.com ryu@donga.com