最高検察庁中央捜査部（李インギュ部長）は、泰光（テグァン）実業会長の朴淵次（パク・ヨンチャ）被告（拘束起訴）からの違法献金を受け取った疑いで、元韓国海洋水産開発院長の李廷旭（イ・ジョンウク）容疑者に続き、元慶尚南道（キョンサンナムド、慶南）金海（キムヘ）市長の宋銀復（ソン・ウンボク）容疑者を１８日逮捕するなど、「朴淵次リスト」に対する捜査を本格化させている。
検察は同日、一部政治家に召喚状を送った模様で、朴被告から違法献金を受け取ったとされる与野党の前・現職議員を含め、政界・官界の関係者を相次いで召喚し、事情聴取を行う見通しだ。
裁判所が１７日、逮捕状を発行し、１８日未明、検察が釜山（プサン）にある宋容疑者の自宅で逮捕した。１９日、政治資金規正法違反容疑で逮捕状を請求する予定だ。
宋容疑者は昨年４月、国会議員総選挙の際、金海乙の選挙区でハンナラ党候補として出馬し、朴被告から２億ウォンあまりの違法献金を受け取った疑いが持たれている。
宋容疑者は、１９９５年から民選の金海市長を３回連続で務め、０６年慶南道知事に出馬のため、辞任した。
検察は、宋容疑者が市長在職当時、朴被告から金品を受け取った見返りとして、利権を提供したかどうかや、また別の政治献金を受け取っているかどうかについて捜査している。
また、検察は政治資金規正法違反の疑いで１７日逮捕された李容疑者に対し、政治資金規正法違反容疑で逮捕状を請求した。李容疑者は０５年４月、慶南金海甲の国会議員再選挙当時、ヨルリン・ウリ党候補として出馬し、朴被告から約３億ウォンの違法献金を受け取った疑いが持たれている。
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