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「申暎𨩱最高裁判事、裁判に関与…倫理委に付託」

「申暎𨩱最高裁判事、裁判に関与…倫理委に付託」

Posted March. 17, 2009 09:23,   

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申暎𨩱(シン・ヨンチョル)最高裁判所判事が、昨年ソウル中央地方裁判所長だった時、刑事単独判事裁判に関与していたことや、司法行政権の濫用と見られる言行をしていたことが、確認された。

最高裁判所真相調査団(団長=金龍潭裁判所行政処長)は16日、「米国産牛肉輸入反対ろうそくデモ」事件の担当判事に対する申判事の「裁判介入」疑惑についての調査結果を発表した際、「今回の事件を最高裁判所公職者倫理委員会に付託する」と明らかにした。

金龍潭(キム・ヨンダム)処長は、調査結果の発表後、「このような問題が、公式的に初めて起こった。今後の司法の発展のためにも、冷静に法的な手続きを踏まなければならない」と指摘した。

真相調査の結果、申判事が昨年10月13日、デモに関与した被告人を職権で保釈を決定した判事に電話をかけ、「時局が騒々しくなる恐れがある。被告人の保釈は慎重に決定せよ」という趣旨の発言をした事実が明るみになった。

これについて調査団は、「申判事が、裁判の『内容』に関与したと見る素地がある」と明らかにした。

申判事が、昨年10月13日に刑事単独判事14人と会議を行ない、裁判進行を依頼したことや、10月14日、11月6日、11月24日に同じ趣旨のメールを判事らに送ったことについては、「裁判進行に関与したと見る素地がある」と判断した。

また、昨年7月16日以降、申判事が96件の事件のうち、10件を特定裁判所に任意で割り当てたことについて、調査団は、「司法行政権の濫用と見る素地がある」という判断を下した。

調査団は、「裁判所の指定基準が曖昧で、納得できる説明をしていない点などから、事件の割り当ての公正性・透明性を保障し、『割り当てた主管者の任意性が、排除される方法で行なわなければならない』という例規の趣旨にも反しているとみることができる」と明らかにした。

申判事が、集会およびデモに関する法律の「夜間屋外集会禁止条項」に対する違憲審判提案4日後の昨年10月13日、李康国(イ・カングク)憲法裁判所長のところに突然訪れ、「憲法裁で審理中の事件が多い。事件を早く処理してこそ、こちらの裁判が促進される」という趣旨の要請をした事実も明るみになった。



verso@donga.com bell@donga.com