三星と現代車「人為的な構造調整はしない」

経済界トップの三星（サムスン）グループとナンバー２の現代起亜（ヒョンデ・キア）自動車グループは、世界的な景気低迷にもかかわらず、いわゆる「自然変動分」を除いた人為的な大規模の構造調整は行わないことを明らかにした。

三星グループの主要関係者は１０日、ソウル端草区端草洞（ソチョク・ソチョトン）の三星新社屋にて記者会見を開き、「現在、世界経済は後退しているが、相対的にチャンスはまだどこにでもあると思うし、今は何が何でもチャンスを作らなければならないときだ」と強調した。

同関係者は「（今回の危機状況で）通常の人事異動以外には、グループや各系列会社次元で構造調整は行わないという意味だ」とし、「危機は常にチャンスを伴う」と付け加えた。

また、来年始めに予定された役員人事と関連し、「今年５月に行われた役員人事並みになるだろう。全体の役員数もほとんど変わらないと思う」と述べた。

現代グループも同日、国内外の景気減速で人員削減があるだろうという一部のマスコミ報道について、公式資料により、前面否定している。

現代グループは、「業績不振者、人事考課の最低点者など、例年並の自然削減以外には、役員・社員に対する人為的な人員削減計画はない」と明らかにした。

三星と現代自動車グループをはじめ、韓国内にある１０大グループは「経営が厳しいからといって、従業員をリストラするわけには行かない」という具本茂（ク・ポンム）ＬＧグループ会長の発言が報道された直後の先月２８日、東亜（トンア）日報の産業部が行った緊急アンケートで、こぞって「人為的な構造調整の計画がない」と明らかにした。

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