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経済寒波でも温情の手

Posted December. 09, 2008 07:46,   

子どもの1歳の誕生日パーティーの費用を慈善団体に寄付した30代の父親、忘年会費用を減らし、困っている人のために寄付した若い会社員たち、経済がもっと苦しくなれば、寄付額をもっと増やすという美術教室の院長、わずかな生活費から、ネパールの貧しい子どもたちを助ける障害者。

不況の寒波が吹きつけているが、見えない所で温かい手を差し伸べる少額寄付者が増えている。今年の冬、後援金を心配していた社会福祉団体が驚くほどだ。

慈善団体「グッドネイバーズ」の場合、今年10月までの募金額が、昨年同期間に比べて38%も増え、今年の目標額を98%達成した。全体の募金額で個人が占める割合も、昨年の88%から今年は93%にまで増えた。

低所得層の子どもたちを後援する「プスロギ・サラン・ナヌム会」も、少額の個人後援者が昨年に比べて約57%も増加した。

個人の少額寄付は、国境を越えて、海外にも愛を伝えている。貧しい国の新生児を助ける基金を集めている「セーブ・ザ・チルドレン」の「新生児を助ける手編み帽子セット販売」キャンペーンでは、昨年の冬の1ヵ月の販売量が約1000個だったが、今年の冬は1ヵ月で約5000個に急増した。

国境を越えた一般の人々の少額寄付、その成熟した寄付文化が、08年の冬を暖かくしてくれる。



kplee@donga.com