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伏魔殿の美術学部入試、塾も巻き込んだ構図に受験生ら動揺

伏魔殿の美術学部入試、塾も巻き込んだ構図に受験生ら動揺

Posted November. 22, 2008 03:00,   

08学年度の弘益(ホンイク)大学美術学部の入試を巡る不正で、現職の教授2人が懲戒を受けたことが分かり、弘益大学はもとより、美術学部を希望する受験生らが動揺している。

学校側に入試不正問題を初めて告発した弘益大学美術学部の金承淵(キム・スンヨン)教授は21日、「入試過程での不正は根が深い」と言い、「私も保護者から入試への合格頼みと共に渡されたカネを、道端で断ったことがある」と明らかにした。

金教授は、「学校でも問題を突き止めるため最善を尽くしたものの、入試不正は物証がなく、専門的な捜査機関でなければ(調査は)難しい」とした上で、「懲戒のレベルは(懲戒を受けた)教授ら本人が自分で決めるべきだろう」と話した。

金教授はまた、美術学部への入試で最も多く使われる手口として、△静物画の場合、出題の静物を予め知らす手口、△特定の印や特定の構図を知らせてから絵を描かせる手口、△採点の際、採点する教授同士が目つきや耳打ちで特定生徒の作品に高い点数をつける手口などが使われていると公開した。

これについて、金教授が学校に告発した7人の教授の一人であるA教授は、「金教授がほかの教授らも不正に関与していると一方的に決め付けるのは間違っている」とし、「入試の不正を防ぐための制度的な装置があり、不正が簡単に割り込める余地はない」と反ばくした。

09学年度の入試を控えている時期だけに、このようなニュースが流れる、美術学部を希望する受験生らと各塾のほうでは驚きを隠せずにいる。

同日、弘益大学周辺の美術塾で出会った高校3年生のチョン某さん(17・女)は、「美術学部の受験を希望する生徒たちの間では、『実力だけで名門大学に入るのではない』という言葉が出回っているが、それは本当のようで気が抜ける」とした上で、「受講料や材料費の支払いすら手一杯の私のような生徒にとって、入試不正の問題は本当に気の抜ける話だ」と話した。

弘益大学の独自調査の過程で、ある教授は自分の息子を塾に通わせながら、塾の受講料の60%のみ支払って通わせていたことも明らかになった。

該当教授は、学校側に「学校の後輩である院長が、受講料を受け取ろうとしなかったので、それだけ払ったに過ぎない。その代わり、作品2点を塾に伝えた」と釈明した。

D美術塾の李某院長は、「名門大学に多くの生徒を合格させてこそ、受講生が集まるので、教授と塾とはつながりを持たざるを得ない」とした上で、「美術学部への入試を巡るさまざまな噂がなくならないのも、このようなことが後を絶たず起きているためだ」と指摘した。

これに関連して、弘益大学美術学部のある教授は、「忘れようとしたら明るみに出る入試不正問題で、学校の名誉が失墜されるような気がして残念でならない」と話した。



alwaysj@donga.com