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台湾の陳水扁氏、金鍾彬元検察総長と1年前に対談

台湾の陳水扁氏、金鍾彬元検察総長と1年前に対談

Posted November. 13, 2008 09:28,   

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07年12月13日午後7時、台湾総統執務室で対談した。

政権7年目の陳水扁総統(当時)と金鍾彬(キム・ジョンビン)元検事総長だ。通訳が一人同席した。

陳総統の招待で実現した対談は、約2時間続いた。韓国の政治情勢、人材起用などの話が続き、韓国検察の発展に移ったころだった。陳総統が、台湾検察に対する不満を吐露した。「検察が、私の周辺を不当に捜査しようとしている。どうすればいいか」

金元総長は、「国家が困難な時であればあるほど、腹心や国家指導者と『コード』が同じ人ではなく、国民の信頼を受ける人や機構が必要だ。大韓民国には、そのような努力があった」と答えた。その後、陳総統は、「台湾式最高検察庁中央捜査部」である最高検特捜チームの設置を承認した。

その陳総統が12日、公金横領と収賄などの容疑で逮捕された。それも自分が設置を承認した最高検特捜チームによって。

金元総長は同日、電話取材に対して、「昨年12月の対話を振り返えってみると、陳前総統は、自分の運命を予感していたようだ」と語った。

金元総長は06年から、台湾法務省の招待で毎年1、2回台湾を訪れ、法務省が開催するセミナーで特別講演をしている。初年度のセミナーのテーマは、「検察の政治的中立」だった。金元総長は、不法大統領選挙資金の捜査などの例を挙げ、「いかなる場合であれ、司正とは、検察本来の義務を果たしてこそ、検察権を行使できる」と強調した。講演内容が現地メディアに報道されると、当時野党だった国民党関係者は、金元総長を訪れ、「生きている権力を断罪できる韓国がうらやましい」と話したという。

金元総長は、不法大統領選挙資金の捜査当時は最高検察庁次長で、当時大統領だった盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の側近の不正捜査などの指揮する側にいた。02年、最高検察庁中央捜査部長の時は、金大中(キム・デジュン)大統領(当時)の次男・弘業(ホンオプ)氏を逮捕した。



jin0619@donga.com