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建設から製造へ、広がる「不渡り」の恐怖

建設から製造へ、広がる「不渡り」の恐怖

Posted November. 03, 2008 09:28,   

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韓国の企業が「不渡り」への恐怖におののいている。建設会社が真っ先に直撃を受けており、製造業の不渡りへとつながっている。

2日、金融監督院と銀行圏によると、1〜9月中に不渡りを出した総合や専門建設会社の数は251社で、昨年同期に比べて47.6%も急増した。

売れ残りの住宅が過去最多の16万1000戸(7月末基準)へと増え、中小建設会社向け銀行貸出の延滞率は昨年末の1.46%から今年6月末は2.26%へと増加した。保有している不動産を売却しようとしても、価格が下がりすぎてなかなか売れないのが現状だ。

また、先月31日、下請け順位40位圏のS建設が1回目の不渡り危機をかろうじて免れるなど、中堅建設会社の間では危険を示すシグナルが出ている。

金融圏の「引き金」と見られていたプロジェクト・ファイナンス(PF)貸し出しの延滞率も、地方を中心に上がり続けている。韓国銀行によると、6月末現在、全国のPF貸付の延滞率は0.68%だが、江原道(カンウォンド=8.65%)、慶尚北道(キョンサンブクド=8.31%)、慶尚南道(キョンサンナムド=1.22)などは相対的に大幅に上がっている。とくに、銀行圏の延滞率は0.64%で相対的に低いものの、貯蓄銀行は14.3%に上る。

製造業では、先月20日にサムジョン製綱が最終不渡りを出し、サムボ鉄鋼は22日から当座取引が停止された。C&重工業やC&ウバンなどの系列会社を持っているC&グループは、債権団にウォーク・アウト(財務構造の改善作業)の申請を検討している。

実体経済への衝撃が本格化される来年には、企業の倒産がさらに増え、金融不良へとつながる可能性も排除できない。都市銀行のある幹部職員は、「各該当企業は価格が大幅に下がっても、積極的に資産売却などを通じて、自ら対策を講じるべきだ」と話した。



parky@donga.com jaeyuna@donga.com