ヘテ製菓の別の菓子から再びメラミンが検出されるなど、中国に端を発したメラミン騒ぎが広がると、政府とハンナラ党は輸入食品の全面表示制の導入などを柱とする食品安全対策を、28日発表した。(A5の6面に関連記事)
食品医薬品安全庁(食薬庁)も全ての国から輸入する乳製品含有食品を検査対象品目に含め、かまぼこや餃子などの加工食品に広く使われる「分離大豆タンパク」も、メラミン検査を行う計画であり、波紋はさらに広がるものと見られる。
ハンナラ党や保健福祉家族部は同日、ソウル汝矣島(ヨイド)のハンナラ党事務所で政府与党会議を開き、相手先ブランド製造(OEM)方式で外国で作られる完成品のみならず、半加工輸入食品についても製品の包装紙にその事実を明記する「輸入食品の全面表示制」を導入することにした。
これを受け、今後輸入食品は商品名の横に商品名の50%の大きさで原産地を正確に表示しなければならない。
政府与党はまた、第17代国会の際、会期切れとなって自動的に廃棄された食品集団訴訟制や食品危害情報の警報発令制(サイドカー)、食品関連の違法行為が2度摘発されれば営業停止となる制度や、輸入食品の検査比率を20%から30%へと拡大する案を推進することにした。
一方、食薬庁は同日、ヘテ成果の「ミサラン・ココナッツ」(賞味期限08年12月1日)からメラミンが検出され、2件の「ミサラン・カスタード」(賞味期限=08年9月24日と08年11月30日)からも再びメラミンが検出されたと明らかにした。
食薬庁はミサラン・ココナッツはこれまで検査した製品のうち最も多い271.4ppmのメラミンが検出され、全量回収し廃棄することにした。
食薬庁はまた、これまでメラミンが検出されず「適合」の判定を受けた食品についても、全ての輸入物量が安全だという判断が下されるまでは流通や販売を禁止することにした。
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