済州道西帰浦市(チェジュド・ソグィポシ)の江汀(カンジョン)地域に推進中の済州海軍基地が、クルーズ船が停泊できる民軍複合型の観光美港に建設される。
政府は11日、ソウル鍾路区世宗路(チョンノグ・セジョンロ)の政府中央庁舍で開かれた国家政策調整会議で、このような内容の済州海軍基地建設推進案を確定した。
同日の会議で政府は、済州海軍基地に最大15万トン規模のクルーズ船2隻が同時に停泊できるよう、534億ウォンの予算をさらに投入し、係留施設やターミナル、艦上公園などを建設することを決めた。
また、複合港の周辺地域の開発と済州島地域発展事業も年末に完成する「地域発展総合計画案」を土台に支援することにした。政府は、既存の海軍基地建設予算8895億ウォンと追加予算534億ウォンを確保し、14年をメドに開発を終了する方針だ。
この4年間、済州海軍基地の建設をめぐって、済州島では賛否の議論が沸き立った。この過程で軍民複合港建設の要求が持ち上がり、昨年、国会では民軍複合港建設の予備妥当性調査を前提に予算執行を承認していた。
首相室の朴チョルゴン国務次長は、「済州海軍基地は太平洋時代の領土主権の守護と海上交通路の南方海域の管理という面でとても重要な事業だ」とし、「国と地域の発展の調和を図るという意味で、軍民複合港として開発していくことにした」と述べた。
金泰煥(キム・テファン)済州道知事は同日、記者会見し「軍民複合型の韓国美港は、済州の発展をさらに一段階アップグレードするインフラ施設になる」とし、「国と地方が共に作る模範的なウィン—ウィンモデルになるよう最善を尽くす」と述べた。
海軍基地が建設される江汀洞地域の一部住民は、「上滑りな軍民複合型で、当初の軍事基地建設計画からさほど変わったことがない」とし、引き続き反発している。
jameshuh@donga.com






