「27年になる私のポニー自動車のタクシー、まだまだ元気に走っているのに…」
エジプト・カイロのタクシードライバー、パウジ・ザワール氏(49)は最近、悩み事ができた。エジプト政府が大気汚染を防ぐため、生産後20年以上が経過した老朽タクシーの免許の更新を今春から禁じたからだ。
ロイター通信は19日、ザワール氏の格別な「ポニー愛」を紹介し、新しい法案によって韓国などアジア諸国と旧ソ連で生産された車両を運転するエジプトのタクシードライバーが苦境に立たされていると報道した。
ザワール氏が現代(ヒョンデ)自動車のポニーを中古車市場で購入したのは1995年。当時、1万2000エジプトポンド(約236万ウォン)を払ってこの車を購入し、これまでこれといったトラブルもなく運転してきたと話した。ポニータクシーを運転して1ヵ月で稼ぐ金も600エジプトポンドに上る。
このタクシーは、所々ペンキが剥がれ、窓ガラスを開ける手すりも外れているなど、歳月の跡を感じさせる。しかし、カイロ市内を走り回りながらザワール氏の生計手段としての役割をきちんと果たすには何ら支障がないと、この通信は伝えた。
ザワール氏は、ポニーがまだ丈夫な上、新車の購入費用も高いと言い、「政府が強制的に運転を防がない限り、ポニーを買い換えるつもりはない」と話した。
ロイター通信はポニーの生産が韓国で中断されてから20年あまりが経ち、ソウルでは博物館に陳列されているほど古い車種だと紹介した。しかし、エジプトの道路ではこの「骨董品」がまだまだ生活型自動車として脚光を浴びているというのだ。
06年には1980年代初め、エジプトに輸出され運行されていたポニー5台が韓国に逆輸出され、5・18民主化運動を描いた映画『華やかな休暇』の中に登場し、話題になったこともある。
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