李大統領の元側近・郭承俊氏が大統領府に復帰

李明博（イ・ミョンバク）大統領が、安秉萬（アン・ビョンマン）前韓国外国語大学総長の教育科学技術部長官任命で空席になっている大統領直属の未来企画委員会委員長（閣僚級）に郭承俊（クァク・スンジュン）前大統領国政企画首席秘書官を内定したことが１０日分かった。

大統領府の関係者は、「李大統領が最近、郭前首席秘書官に内定したことを本人に直接伝えた。郭氏は今後、韓国の未来の成長エンジンとなる産業の発掘と公共部門の改革、規制緩和などの中長期的課題を担当することになると聞いている」と話した。

昨年の大統領選以前から李大統領の経済政策を象徴する「ＭＢノミックス」など主要政策を主導的に設計してきた郭氏が大統領府に復帰すれば、米国産牛肉問題で推進力を失っていた李大統領の各種改革プログラムに再び本格的なドライブがかかるものと予想される。

李大統領派最近、大統領府の主要参謀たちに「一部で現政府が公共部門の改革など核心的な国政課題を粗こつにするだろうと言っているようだが、それは事実と違う。ＭＢノミックスは中断されることなく推進される」と強調したという。

郭氏は、李明博政府初代の国政企画首席秘書官として公企業の改革などを主導したが、牛肉波紋などで世論が悪化すると、李大統領が６月２０日に断行した大統領首席秘書官の総入れ替えの際に解任された。

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