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イラク出場許可で、韓国は177番目に入場 北京五輪

イラク出場許可で、韓国は177番目に入場 北京五輪

Posted July. 31, 2008 03:17,   

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五輪出場停止処分となっていたイラクが、大会開幕9日前、五輪に復帰した。大半の種目の選手登録期限が過ぎているため、出場できる選手はたった二人。しかし、イラクは、国際舞台で自国の国旗を披露するため、国際オリンピック委員会(IOC)の要求を大幅に受入れた。

IOCは30日、イラクの五輪出場停止措置を解除することを発表した。当初、イラクは先月、自国内の五輪委員会に、政府が行過ぎた政治的介入をしたという理由で、IOCから五輪参加停止制裁を受けた。イラク政府はこれに先立ち、イラクオリンピック委員会の役員らを入れ替えた。一方、アフメド・アル・サマライ前イラクオリンピック委員会委員長は06年、銃器を持った男らに拉致された後、消息が途絶えた。

イラクは五輪出場が危ぶまれると、政府使節団を急遽派遣し、IOCと交渉を行った。IOCは、イラク政府へ政治的に独立する体育機構設立を要求したという。これをうけ、イラクは11月まで新しいイラクオリンピック委員会を設立することにした。IOCは、新しい機構の役員選出過程および政治的独立性を監視することにした。

イラクは当初、陸上、アーチェリー、柔道、漕艇、重量挙げなどで7人が、ワイルドカードなどで出場資格を得たが、大半の種目の出場登録期限が経過し、陸上選手2人だけが北京で走れるようになった。出場選手は、円盤投げのハイダ・ナリスおよび陸上短距離のダンマ・フセイン。

イラクが出場すれば、大会参加国は計205カ国となる。イラクの復帰に対し、大韓オリンピック委員会(KOC)は、「イラクが五輪の開会式に参加するようになれば、入場順序が韓国は177番、北朝鮮178番に一つずつずれることになる」と語った。イラク(伊拉克)は中国の簡体字で表記された国名の初字が6画。開会式の入場順序は、簡体字による国名の初字の画数で決めたが、イラクは80番目に入場するとみられる。



bluesky@donga.com