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[オピニオン]アゴラ党汝矣島支部

Posted July. 25, 2008 08:53,   

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悪口を言われるのに慣れた政治家も、「××党の第2中隊」という声にはカッとなる。全斗煥(チョン・ドゥファン)政権時代、民主韓国党は野党だったが、「民主正義党の第2中隊」との烙印を押され、国民に見捨てられた。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権では、旧民主党が「ハンナラ党の第2中隊」、ヨルリン・ウリ党が「朝鮮労働党の第2中隊」と言われた。

◆23日、野党民主党の丁世均(チョン・セギュン)代表が、ポータルサイト「ダウム」の「アゴラ」の会員約20人に会い、「みなさんの顔を見て、本当に涙が出そうです」と言って、そでをつかんだ。政界では、「丁代表体制の民主党は、アゴラ党汝矣島(ヨウィド)支部か」という声が流れた。丁代表は、「明け方にみなさんからの電話を受けて、眠れなかった」と述べた。最後に残った不法ろうそくデモ集団の一つであるアゴラたちに会うことが、それほど感動的なのか。これでは、丁代表は「アゴラ党汝矣島支部」という指摘に対して怒れる立場ではない。「第2中隊」だと呼ばれないだけよしとすべきだ。

◆自業自得である。民主党の大統領選および総選挙の成績は、「ルーザー(loser=人生の敗北者)」と後ろ指を差されても返す言葉がない。しかし民主党は、敗因を省察し、生まれ変わろうとするどころか、「ろうそく」の光に当たれず、いらだっている。自省がないため、言動が一致しないことが問題になるはずがない。アゴラたちに、「鄭淵珠(チョン・ヨンジュ)KBS社長死守」を約束したのを見てもそうだ。盧武鉉大統領は、就任するやいなや、候補時代の言論顧問だった徐東九(ソ・ドング)氏をKBS社長に押した。徐氏が任命されると、朴権相(パク・ウォンサン)社長は任期を残して辞任した。朴社長を分類するとしたら、金大中(キム・デジュン)側の人物だった。徐氏の次の鄭社長も、「盧コードの天下り」である。鄭代表が、このような来歴を知らないはずがない。

◆牛肉交渉も然りだ。民主党が果たして、アゴラたちと一緒に現政府に石を投げる資格があるのか。盧大統領は昨年12月末、宋旻淳(ソン・ミンスン)外交通商部長官と金宗壎(キム・ジョンフン)通商交渉本部長が、韓米自由貿易協定(FTA)批准のためにも、「牛肉決断」が必要だと建議すると、「米国の批准を引き出せるなら、困難があってもする。しかし、保証はあるのか」と断った。韓米FTAと自分の退任後の政治的立場を心配したのだ。狂牛病(BSE=牛海綿状脳症)を心配した形跡はない。鄭代表は、それも知らなかったと言うのだろうか。

金昌赫(キム・チャンヒョク)論説委員 chang@donga.com