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牛肉交渉代表団、米国の要請で帰国延期

Posted June. 17, 2008 03:55,   

米ワシントンで韓米間の牛肉の追加交渉を行った金宗壎(キム・ジョンフン)通商交渉本部長が15日(現地時間)、交渉途中に帰国しようとしたが、米国側の要請で交渉を続けることになった。

通常交渉本部は同日、「『長官級協議がもっと必要だ』という米国側の要請を受け、金宗壎通商交渉本部長が帰国を延期し、16日にワシントンで米貿易代表部(USTR)のシュワブ代表と協議を行うことにした」と明らかにした。

これに先立ち、通常交渉本部は同日午前、「(韓米)双方は30ヵ月以下の牛肉の輸入に向けた実効案を講ずるため、技術的な詳細事項を確認するのための時間がさらに必要だという認識で一致した」とし、「金本部長が15日、ニューヨークを経て帰国し、今後、双方が外交チャンネルを通じて引き続き協議することにした」と公式に発表した。

金本部長の帰国が発表されるや、「今回の追加交渉が何の成果もなしに終わってしまうのではないか」という見方がささやかれた。しかし、同日、米国側から駐米韓国大使館と駐韓米国大使館を通じて、2回にわたって「長官級協議がさらに必要だ」との要請があり、交渉の日程が延長されたわけだ。

韓国政府高官は、「(30ヵ月以上となる牛肉の国内搬入を実質的に防ぐために)民間の自律規制をするという前提で両国政府が協議中」とし、「米国側の提案が何かはもっと協議してみなければわからない」と説明した。

金本部長と農林水産食品部の朴鄹培(パク・ドクベ)第2次官など政府代表団は、現地にさらに滞在しながら、米国側と追加交渉を行う計画だ。よって政府代表団の帰国日程や交渉時限は確定されなかった。

一方、柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商部長官は同日午後、大統領府で李明博(イ・ミョンバク)大統領に牛肉問題を巡る追加交渉の進展状況などについて報告したという。



parky@donga.com jin0619@donga.com